2024年初頭に発売予定の“初の空間コンピュータ”ーーApple Vision Proは、自分の目・手・声を使ってインターフェースやアプリを操作して、現実の空間でデジタルコンテンツを楽しめるデバイスです。
今日、Appleは不思議ながらも自然な空間で動作する空間コンピューティングアプリを開発できるソフトウェアツール「visionOS SDK」の提供を開始し、東京も含めた世界各地にデベロッパラボをオープンすることを発表しました。
開発したアプリを実際のApple Vision Proでテストできるスペース
Apple Vision Proのアプリは、XcodeやSwift UI、ARKit、TestFlightといった慣れ親しんだツールやフレームワークを使って開発できます。そのほか開発に必要なキットや技術的な資料、ガイドラインなどはApple Developer Programのサイトで公開されています。
開発したいアプリを試したい場合は新しいvisionOSシミュレータを利用することで、様々な部屋のレイアウトや照明条件の中でテストが可能とのこと。
それでもアプリをリリースする前には実機での動作を試したいところ。
そこでAppleは来月にデベロッパラボを本社のあるクパティーノに加えて、イギリス・ロンドン、ドイツ・ミュンヘン、中国・上海、シンガポール、そして東京でオープンすることを発表しました。開発者たちが自分たちのアプリを実際のApple Vision ProでテストしてAppleのエンジニアからサポートを得られるスペースになります。
同じく来月からアプリ開発に携わる開発者であれば、Apple Vision Proで素早くビルドからテストまでを繰り返し行えるようにデベロッパキットを申し込むこともできるとのこと。
Apple Vision Proは2024年初頭に米国で発売され、ほかの国では2024年末までに発売される見込み。半年以上も待たされるようですが、今回デベロッパラボのオープンが発表された日本を含む5カ国では、早期発売も期待できるかもしれません。
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