スマホの衛星通信サービス「au Starlink Direct」がau以外でも利用可能に。月額1,650円、UQ新プランなら月額550円
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

KDDIが提供するスマートフォンと直接通信する衛星通信サービス「au Starlink Direct」が、本日5月7日からau以外の利用者でも利用可能になりました。
6月30日までの加入で6ヶ月無料で利用できます。
GWで衛星通信の利用者拡大。現在は4万人が利用
au Starlink Directは、既存のau周波数を活用することで、既存のスマートフォンがStarlink衛星とつながり、空が見える状況であれば圏外エリアでも通信できるサービス。
普段利用しているキャリアの電波につながらない場合でも、テキストメッセージの送受信や現在地の位置情報を共有することが可能。auエリアで1GBまでデータ通信することもできます。
各キャリアの人口カバー率は99.9%を超えている一方で、日本特有の地形によって基地局を建てられない場所などが存在していますが、衛星通信を利用することで、山間部や島しょ部、キャンプ場、海上などの圏外でも通信が可能になります。
auの衛星通信サービスは4万人が利用。ゴールデンウィークで利用者拡大
対象機種も拡大。Google Pixel 7シリーズ、8シリーズ、Aシリーズも含めて利用可能に pic.twitter.com/rJFWS8PvHb
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) May 7, 2025
5月7日時点で対応機種はGoogle Pixel 9シリーズ、iPhone 16/15/14シリーズの18機種となっていますが、6月4日にはPixel 8/7シリーズ(Aシリーズを含む)も対象機種に加わります。
専用のSIM/eSIMの発行が必要
他社回線向けのau Starlink Directを利用するには、専用のSIM/eSIMの発行が必要。au取扱店ではタワー型のショウケースで展示販売されます。



専用のSIM/eSIMが必要になるということは、既存の回線と同時に利用できるデュアルSIM対応機種を利用するか、既存の回線とは別に対応機種を持ち運ぶ必要があります。
なお、5月7日時点の対応機種はすべてデュアルSIMに対応済みとなっています。
サービスの申し込みはau取扱店とau Online Shopで可能です。
- 料金:月額1,650円
- UQ mobile新プランは月額550円
- 利用可能サービス
- テキストメッセージ送受信(SMS/RCS/iMessage)
- 現在地の位置情報共有
- AndroidスマートフォンでGeminiによる調べものなど
- 緊急地震速報/津波警報/国民保護情報(Jアラート)受信
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