ドコモの井伊社長が新料金プラン「ahamo」の料金を値下げせず、当初の発表のままデータ容量20GB・月額2980円で提供することを明らかにした。
ahamoの基本料金には5分以内のかけ放題オプションが含まれているが、KDDIのpovoやソフトバンクのLINEMOでは500円のオプションにすることでahamoよりも安い月額2,480円に設定したことでドコモが追従するか注目が集まっていた。
他社の新プラン登場後も先行申込み増加
ドコモの井伊社長が朝日新聞のインタビューに応じ、ahamoの値下げは「やらない」と明言したことがわかった。
理由については「無料通話のアプリで済むというのは極論で若い人でもお店の予約などで固定電話にかけるニーズはある」と説明。オプションとして提供しないことで1つの料金でカンタンでシンプルに提供できるとしている。
19日の会見でNTTの澤田社長はahamoの値下げについて否定的な姿勢を示し、新しい考え方で対応することを示唆していたが、井伊社長のインタビューでは対抗策について語られていない。ahamoは3月1日に対応機種を発表する予定のため同日になんらかの発表があるかもしれない。
ahamoのサービス開始日は3月26日。すでに先行エントリーがスタートしているが、この日までに150万件超の先行申し込みがあったという。ドコモは2月5日の決算説明会で100万件を突破したことを明かしており、約20日間で約50万件増加したようだ。
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