12月3日、ドコモが総務省の携帯料金値下げ要求に応える月額2,980円でデータ容量20GBまで利用できる新料金プラン「ahamo」(アハモ)を発表した。
受付を専用のウェブサイトに限定し、操作やサポートもチャットで受け付けることで低料金で提供する。メインブランドでの提供となるためプラン変更が可能。
5Gにも対応した低料金のプランは「日本のスマホ代は高すぎる」と訴え、月額2,980円で提供する楽天モバイルや格安SIM/格安スマホに大きな影響を与えそうだ。
縛りなし・解約金なし・セット割等なし
新料金プラン「ahamo」は20代をメインターゲットにした新料金プラン。月額2,980円でデータ容量は20GB。超過した場合は最大1Mbpsの通信速度に制限される。
ネットワークは“ドコモの高品質なネットワーク”を利用する。井伊新社長はahamoと既存プランの間にネットワークの有利不利はないと答えた。4Gだけでなく5Gにも対応する。海外82の国と地域でも追加料金なく利用可能。5分間までの国内通話は何度でも無料だ。
速度制限は1GBあたり500円で解除でき、月額1,000円で国内通話もかけ放題になるオプションも提供される。
2021年3月の提供開始に先立ち、今日から開始日の前日まで先行受付を開始する。専用サイトから電話番号とメールアドレスを登録して新料金プランを契約すると3,000ポイントのdポイントが進呈される。
なお、ahamoの新規契約や機種変更、のりかえ(MNP)時にかかる転出手数料は無料。2年縛りや解約金もない。ドコモを利用している場合でもシステム対応が完了するまではのりかえの手続きが必要だが、完了以降はのりかえの手続きが不要になる。
注意点としてキャリアメールは利用できない。支払い方法は口座振替またはクレジットカード払いに限定される。契約できるのは個人契約で法人契約は不可。
なお、ahamoで取り扱うスマートフォンについては準備ができ次第発表する。料金プランのコンセプトが20代をターゲットにしていることからある程度低価格なスマートフォンになるそうだ。また、プリインストールアプリについては厳選されるとのこと。iPhoneの取り扱いについては「人気のある機種も使えない」という表現に留めた。
現在、ドコモは30GBを月額7,150円で利用できる「ギガホ」とデータ使用量に応じて月額3,150円から月額6,150円で利用できる「ギガライト」を提供している(いずれも定期契約なしの料金)が、今月中に既存プランの見直しと値下げが発表される。
- 月額料金
- 2,980円(税抜)
- データ容量
- 20GB
- 通信速度
- ドコモと同じネットワーク
- 超過後:送受信時最大1Mbps
- 音声通話
- 1回あたり5分以内の国内通話無料(対象外あり)
- 5分を超える国内通話は20円/30秒
- オプション
- データ容量の追加:500円/1GB
- かけ放題オプション: 月額1,000円で国内通話無料
- 事務手数料
- 新規・機種変更・MNP転出無料
- ポイント還元
- 1,000円につきdポイント10ポイント
- 注意事項
- キャリアメールの提供なし
- 支払い方法は口座振替またはクレジットカード払い
- | ahamo
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