2021年3月に開始する新料金プラン「ahamo」(アハモ)を発表したドコモ。手をゆるめることなく今月中に真のメインブランドで携帯料金を値下げする方針を示している。
12月にトップに就任したばかりの井伊社長は段階制を示唆していたが、NHKニュースによれば月額1,000円値下げする方向で、きょう18日にも発表するそうだ。
携帯4社から無制限プランが出揃う
現在ドコモは月額7,650円で100GBまで速度制限なしで利用できる「5Gギガホ」を提供中。きょうの発表で割引なしで月額6,650円に値下げされ、さらにデータ容量も100GBから無制限に変更するという。
なお、5Gギガホの開始時から国内で利用する場合に限り、容量無制限のキャンペーンが展開されているため、キャンペーンの内容を本提供にすることが予想される。
楽天モバイルは楽天回線エリアのみという制限があるもののデータ使い放題のプランを投入済み。auはテザリングや動画やクラウドゲーム等に容量および速度制限があるが、無制限プランをいち早く投入している。ソフトバンクは「5Gの無制限を使いやすい形で」と無制限プランの投入を示唆しており、4社からデータ無制限のプランが出揃うことになりそうだ。
ただ、ドコモの料金プランは他社より2,000円以上も安く、報道が事実であれば値下げを否定していたソフトバンクやauも対抗することが考えられる。
docomo | au | Softbank | Rakuten | |
---|---|---|---|---|
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 50GB+動画SNS無制限 | 無制限 |
月額料金 | 6,650円 | 8,650円 | 8,480円 | 2,980円 |
各種制限 | ? | テザリングなど30GBまで 混雑時や動画などへの通信制御あり | 混雑時に速度制御あり | 楽天回線接続時のみ無制限 |
なお、値下げ後の5Gギガホの料金は、4G向けに提供している30GBまで速度制限なしで利用できる月額7,150円の「ギガホ」の料金を下回るため、4G向けのギガホについても値下げ、または5Gギガホと統合される可能性がある。
使い放題のギガホだけでなく、井伊社長が示唆していた使った分だけ料金を支払う段階制のプランについても内容が気になるところだ。
報道を受けてドコモはahamoの発表前と同じように「当社が発表したものではございません。」「様々な検討をしているのは事実ですが、決定したものはございません。」とコメントしているが、報道内容については否定していない。
一部報道機関において、携帯料金の値下げに関する報道がありましたが、当社が発表したものではございません。
本件につきましては、様々な検討をしているのは事実ですが、決定したものはございません。決定した場合には速やかに発表いたします。
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