8月24日、ドコモは基本料金からずっと毎月1,500円を割り引く「docomo with」の対象機種にiPhone 6s(32GB)を追加すると発表した。
「iPhone 6s」がdocomo withの対象機種に
iPhone 6s(32GB)がdocomo withの対象機種に追加されるのは2018年9月1日から。ドコモオンラインショップでは既に予約受付がスタートしている。
端末価格は39,600円で、docomo withにより毎月1,500円の割引が適用されるため、27ヶ月後に実質0円になる。
例えば、家族内通話無料の「シンプルプラン」、使ったデータ分だけ料金を支払う「ベーシックパック」、インターネット接続サービス「spモード」を契約し、3GB以下のデータ通信量を使用した場合は月額5,430円となる。
シンプルプラン | 980円 |
ベーシックパック(~3GB) | 4,000円 |
spモード | 300円 |
端末代金 | 1,650円 |
docomo with | -1,500円 |
合計 | 5,430円 |
---|
公正取引委員会の指摘で実現か
今年7月、公正取引委員会がAppleと携帯主要3社が結んでいるiPhoneの納入に関する契約について独占禁止法違反にあたる可能性を指摘していたことが明らかになった。
同委員会の調査によれば、Appleは携帯事業者に対してiPhoneの仕入れ価格から一定額を値引きして販売するよう「iPhone Agreement」で求めていて、この契約によって携帯3社は端末料金を値引きしない代わりに長期間利用すれば割安になるプランを作ってもiPhoneを対象に加えることができず、利用者の選択が奪われる恐れがあると同委員会は判断した。
“端末料金を値引きしない代わりに長期間利用すれば割安になるプラン”には、まさに「docomo with」が該当する。公正取引委員会の指摘を受けてAppleは「iPhone Agreement」の契約内容を見直す方針を示していが見直しが完了したことで、ついに「docomo with」の対象機種にiPhoneが追加されたようだ。
対象機種が3年前に発売された「iPhone 6s」なのが残念だが、今後の対象機種拡大に期待したい。
コメントを残す