2024年8月から順次発売されるGoogle Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Foldの4機種はいずれもデザインが刷新されたボディに最新のGoogle Tensor G4を内蔵しています。
Pixel 9とPixel 9 Proは最大27W出力、Pixel 9 Pro XLは最大37W出力の有線充電に対応。Qiによるワイヤレス充電にも対応していますが、利用するにあたっていくつか注意点があります。
ワイヤレス充電:最大23W出力に対応
Pixel 9シリーズはワイヤレス充電に対応しています。
ただし、利用する充電器によって充電速度や充電時間に大きく影響する対応出力が異なります。
一般的なQi認証のワイヤレス充電器で充電する場合は最大12W出力です。決して遅くはないもののQiとして最大15W出力に対応していることを考えると最高の性能とは言えません。
少しでもワイヤレス充電の時間を短縮したいのであれば「Pixel Stand (第2世代)」を利用しましょう。
Pixel Stand (第2世代) を利用する場合は、Pixel 9は最大15W、Pixel 9 Proは最大21W、Pixel 9 Pro XLは最大23Wで充電できます。Pixel 9 Pro Foldについては出力仕様が公表されていません。
なお、Pixel Stand (第2世代) には、充電時の熱を逃すための冷却ファンが内蔵されており、高い充電効率をキープしたまま充電できます。
Qi2:非対応
Qi2はマグネットを活用した充電規格で、スマートフォンに内蔵された充電コイルと充電パッドをピタッと正確に合わせることで、ワイヤレス充電特有の“位置ズレ”問題を解消し、高い効率を維持したまま充電できます。
また、スマホリングなどマグネットを活用したアクセサリの登場も期待されます。
残念ながらPixel 9シリーズはすべてQi2に対応していません。
ワイヤレス充電の国際標準化団体WPCは昨年11月にGoogleのワイヤレス充電技術の専門家で、初めてワイヤレス充電に対応したPixel 3、Pixel Stand、高出力化したPixel Stand 2などの設計や認証に携わったLiyu Yangを理事会メンバーとして迎え入れたことを発表。
これにより、将来的にGoogle PixelがQi2に対応する可能性が高いと予想されていましたが、対応するタイミングはPixel 9シリーズではなかったようです。
リバース充電:対応モデルあり
Pixel 9 / 9 Pro / 9 Pro XLの3機種はリバース充電機能の「バッテリーシェア」に対応しています。
バッテリーシェアを利用すると、スマホの背面にワイヤレスイヤホンのPixel Budsシリーズなどを乗せるだけで、スマホのバッテリーをワイヤレスでおすそわけして充電できます。
ただし、Pixel 9 Pro Foldについてはバッテリーシェアに対応していません。
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