2025年最後のAndroid・Pixel月例アップデート配信。Pixel 10シリーズの画面フリーズがようやく修正
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。
2025/12/03 16:26

日本時間12月3日、GoogleはAndroid・Google Pixel向けに2025年12月の月例アップデートを公開しました。
対象はAndroid 16を搭載したすべてのPixel。配信は本日からスタートし、約1週間かけて順次行われます。
今回のアップデートは内容が濃く、100件を超える脆弱性の修正に加えて、Pixel特有の不具合も幅広く解消。さらに、年に2回目となるOSアップデートのタイミングとも重なり、新機能が一挙に追加される大型アップデートとなっています。新機能の詳細は以下の記事でまとめています。
セキュリティアップデートの内容
セキュリティアップデートでは、Android Security Bulletinで重大度「重大」1件、「高」100件、「中」1件、Pixel Security Bulletinで重大度「重大」2件、「高」22件、「中」4件の脆弱性の修正が報告(1,2)されています。
Google Pixel向け不具合修正の内容
Google Pixel向けの不具合修正は以下のとおりです。修正項目によって対象機種が異なる場合があります。
- オーディオ
- まれに音声がクラッシュする問題を修正。
- バッテリー・充電
- ステータスバーのバッテリーアイコンが空白や「?」と表示される問題を修正。
- バッテリーの「80%充電制限」設定が誤って表示されることがある問題を修正。
- Bluetooth
- 特定のBluetoothデバイス・アクセサリに接続できないことがある問題を修正。
- カメラ
- 一部環境で発生するカメラの安定性を改善。
- ディスプレイ・グラフィック
- 画面が点滅したり真っ黒になる問題を修正。
- 画面がフリーズしたり固まる問題を修正。
- 画面の明るさが突然暗くなり、画面のオン・オフ操作で戻す必要があった問題を修正。
- Always-On Displayからロック解除する際に画面がすぐ反応しない問題を修正。
- Pixel Fold の内側画面で特定のゲーム起動時にちらついたり黒くなる問題を修正。
- 画面のフリーズや表示の乱れが起きる問題を修正。
- フレームワーク
- クイック設定の「特別に暗くする(Extra Dim)」の切り替えが正常に動作しない問題を修正。
- スプラッシュスクリーンが閉じず、システムメモリが枯渇する問題を修正。
- 画面切り替え中のピクチャー・イン・ピクチャー(PiP)で安定性が損なわれる問題を修正。
- システムの安定性とパフォーマンスを改善。
- センサー
- メモリ割り当ての失敗によってセンサー機能が不安定になる問題を修正。
- システム
- システム全体の安定性とパフォーマンスを改善。
- 通話
- 緊急通報機能が不安定になったり途切れる問題を修正。
- ネットワーク接続の安定性とパフォーマンスを改善。
- 指紋認証
- 指紋認証によるロック解除が失敗することがある問題を修正。
- UI
- App Drawer の検索時にキーボードが点滅したり表示されないことがある問題を修正。
- Google Home コントロールが真っ白な画面で開く問題を修正。
- ジェスチャーナビゲーションやアプリ切り替えで画面がフリーズする問題を修正。
- メッセージ通知音が鳴らないことがある問題を修正。
- 画面遷移中のレイアウトやアニメーションの不具合を修正。
- 通知シェード内でUI要素が重なる問題を修正。
- 電源ボタン2回押しでカメラ起動後、半透明の背景が残り続ける問題を修正。
- 上スワイプ操作で履歴画面が開かない、アプリを閉じられないなどの問題を修正。
- クイック設定の不具合を修正。
- 通知の初回オンボーディング操作でSystem UIがクラッシュする問題を修正。
- 画面ロック解除後、通知シェードが通知ではなくクイック設定棚を誤って表示する問題を修正。
- UI遷移・アニメーションにおけるパフォーマンスと安定性を改善。
- Wi-Fi
- Wi-Fi 接続の安定性とパフォーマンスを改善。




















コメントを残す