Google Glassはコンセプトから製品版へ、既に将来バージョンを開発に向けて動き出す
販売が停止されるのは「Explorer Edition」というベータ版という位置付けで販売されていたGoogle Glass。
「Explorer Edition」は、社内だけでなく一般の開発者からも開発段階で様々な反応や意見を得て、製品に反映するために開始された早期導入プログラムを進めるために開発・販売された未完成品版でした。
当初「Explorer Edition」は、アメリカ在住の主に開発者向けに販売されたものの、徐々に提供範囲が広がり、昨年は女性向けファッションブランドのDVFとコラボしたモデルをオンラインショップで発売。初めてグーグル以外のオンラインショップでGoogle Glassが販売されました。
また、イギリスのGoogle PlayストアでもGoogle Glassの取り扱いを開始し、初めてアメリカ以外の国で販売するなど、徐々に販売体制を拡大していました。
そんな中、グーグルは突然、早期導入プログラムを終了し、1月19日をもって「Explorer Edition」の販売も停止すると発表。
As part of this transition, we’re closing the Explorer Program so we can focus on what’s coming next. January 19 will be the last day to get the Glass Explorer Edition. In the meantime, we’re continuing to build for the future, and you’ll start to see future versions of Glass when they’re ready. (For now, no peeking.)
引用元:We’re graduating from Google[x] labs It’s hard to believe that Glass started…
ただ、今後がないわけではなく、同時にGoogle Glassの開発体制を研究部門のGoogle[x]ラボからグーグル本体に昇格させ、Google Glassをコンセプトから製品版に移行させる動きを加速させていくことも明らかにしています。
また、Google Glassの販売は停止されるものの、「Explorer Edition」は、販売も含めていったん終了となるものの、グーグルは既に”将来のバージョン”の開発に向けて動いており、現時点で明らかにすることはないしながらも、準備ができたらアナウンスするとしています。
Google Glassは、一般消費者向けのウェアラブルデバイスとして普及が期待されましたが、プライバシーなどの観点から入店を拒否される事象も起きており、Google Glassを使った医療技術の開発や日本国内でも福井県の恐竜博物館でGoogle Glassを使った展示物や館内の案内などの実証実験が実施される(1月17日実施)など、最近では企業向けへの普及も期待されています。
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