Google Pixel 10シリーズ、MagSafe体験と引き換えにリバース充電「バッテリーシェア」非対応に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが8月28日から発売するPixel 10シリーズで「バッテリーシェア」機能を落としたことがわかりました。
バッテリーシェアはスマホをワイヤレス充電器として使える機能。ワイヤレスイヤホンなどQi対応製品をGoogle Pixelスマホの背面に置くと充電することができます。
マグネットとの物理的制限で廃止に
Pixel 10シリーズの製品ページやGoogle Pixelのヘルプページに掲載されているハードウェア仕様を確認してもバッテリーシェアの文字は確認できません。


これはミスではなく、Googleは廃止した理由について「物理的な制限」と説明しています。
つまり、常に最い効率でワイヤレス充電を可能にし、キックスタンドやウォレットケースのような便利なマグネットアクセサリ「Google Pixelsnap」を提供するために削除されたということです。
Androidとして初めてQi2のマグネットワイヤレス充電に対応したHMD Skylineはリバース充電に対応していますが、MagSafeで同様の機能を提供しているiPhoneはPixel 10シリーズと同じくバッテリーシェアのような逆ワイヤレス充電には対応していません。
この件をGoogleに確認したDroidreaderは、バッテリーシェアを頻繁に利用していたことから、廃止になったことを悲報として伝えています。
ただ個人的にはバッテリーシェアが初めて追加されたPixel 5から累計で10回も使わなかったので、Pixelsnapを優先したGoogleの判断は賢明だったと思います。
技術的な課題がクリアされれば、また復活する可能性もありますが、みなさんはどう感じますか?コメントで教えてください。
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