6月26日、Appleが2018年秋の正式配信を予定している「iOS 12」(新機能・変更点まとめ)のパブリックベータ版の配信を開始した。
現在、開発者向けに提供されている通常のベータ版は年額11,800円を支払ってデベロッパープログラムに登録する必要があるが、主に品質向上を目的としたパブリックベータ版は誰でも無料で参加し、iOS 12をインストールすることができます。
目次
- iOS 12 パブリックベータ版の対応機種
- iPhone/iPad/iPod touchをバックアップする
- 2-1. Apple Beta Software Programに登録する
- 2-2. プロファイルのインストール
- 2-3. iOS 12 パブリックベータ版をインストール
- パブリックベータ版の情報をシェアするのは禁止されてる
iOS 12 パブリックベータ版の対応機種
iOS 12 パブリックベータ版をインストールできるiPhone、iPad、iPod touchは以下のとおり。iOS 11にアップデートできる機種はすべてiOS 12にアップデート可能だ。
- iPhone 5s
- iPhone SE
- iPhone 6/6 Plus
- iPhone 6s/6s Plus
- iPhone 7/7 Plus
- iPhone 8/8 Plus
- iPhone X
- 12.9インチiPad Pro(第1、第2世代)
- 10.5インチiPad Pro
- 9.7インチiPad Pro
- iPad Air/Air 2
- iPad(第6世代)
- iPad(第5世代)
- iPad mini 2/3/4
- iPod touch(第6世代)
普段使ってないiPhone/iPad/iPod touchにインストールを
普段の生活や仕事で使用しているiPhone/iPad/iPod touchにパブリックベータ版をインストールすることはオススメできない。あくまでもパブリックベータ版のため、動作はかなり不安定でデバイスが強制終了したり、アプリやシステムがまともに動作しなくなるのが普通な上、元に戻したくてもすぐに戻せない。
可能であればパブリックベータ版をインストールする専用のデバイスを用意するのがオススメ。昔使っていたiPhoneや安く販売されているiPod touchを利用しよう。
iOS 12にアップデートできるiPod touch(第6世代)はApple公式サイトでは約22,000円から、Amazonで約17,000円〜で購入できる。
iPhone/iPad/iPod touchをバックアップする
前述したとおり開発途中のパブリックベータ版には多くの不具合が含まれているため、システムやアプリが強制終了したり、標準アプリやサードパーティ製のアプリが正常に動作しないことも多い。
不具合が多いことを理由にパブリックベータ版から正式版に戻す際にはデバイスが初期化されて元の状態に戻すにはバックアップが必要になることもあるため、パブリックベータ版をインストールする前にバックアップを取っておきましょう。
バックアップの方法にはiCloudを使う方法とiTunesを使う方法がありますが、Appleは“必ず「iTunes」を使ってiOS デバイスのバックアップを作成してください。”と案内している。以下の記事を参考にバックアップを取ろう。
iOS 12をインストールする
Apple Beta Software Programに登録する
iPhone/iPad/iPod touchにiOS 12 パブリックベータ版をインストールするには無料の「Apple Beta Software Program」に登録しなければいけない。以下のリンクからアクセスしよう。ページが表示されたら下にスクロールして「登録」ボタンをタップする。Apple IDのログイン画面が表示されたら、iOS 11 パブリックベータ版をインストールしたいデバイスに設定しているApple IDのアカウント情報を入力してログインしよう。
パブリックベータ版を利用するにあたっての利用規約が表示されるため、規約を確認したら下にスクロールして「承諾」ボタンをタップしたらベータプログラムへの登録が完了する。
プロファイルのインストール
iOS 12 パブリックベータ版をインストールために「構成プロファイル」をインストールしなければならない。構成プロファイルをインストールすると、最新バージョンのパブリックベータ版がiPhone/iPad/iPod touchに配信されるようになる。
「構成プロファイル」をインストールするにはiPhone/iPad/iPod touchから以下のURLにアクセスする。
Apple IDにログインしてベータプログラムにアクセスしたら「プロファイルをダウンロード」をタップ。「許可」を選択するとプロファイルのダウンロードが始まる。
プロファイルのダウンロードが完了するとインストール画面が表示されるので右上の「インストール」をタップする。パスコードの入力後、プロファイルのインストールに関する承諾画面が表示されるので右上の「インストール」をタップして、さらに表示される「インストール」を選択。インストールが完了したら“再起動が必要です”といった確認画面が表示されるので「再起動」をタップしよう。デバイスが再起動すれば構成プロファイルのインストールが完了する。
iOS 12 パブリックベータ版をインストール
プロファイルをインストールしたデバイスの再起動が完了したら、設定画面から「一般」→「ソフトウェアアップデート」に進み、“iOS 12 Public Beta”のアップデート配信を確認したら「ダウンロードとインストール」をタップすると、iOS 12 パブリックベータ版のダウンロードとインストールがスタートする。
パブリックベータ版の情報をシェアするのは禁止されてる
なお、iOS 11 パブリックベータ版のスクリーンショットやパブリックベータ版を使用したことで得られる情報は機密情報として管理されます。Appleが技術情報を公開した場合を除いて他人に共有することは禁止されているので注意しましょう。
パブリック・ベータ・ソフトウェアは機密情報ですか?
はい、パブリック・ベータ・ソフトウェアは Apple の機密情報です。そのため、自分が直接管理していないシステムやほかのユーザと共有しているシステムにパブリック・ベータ・ソフトウェアをインストールすることや、スクリーンショットを公開または投稿すること、パブリック・ベータ・ソフトウェアに関する情報を Twitter などのサービスで公開すること、Apple Beta Software Program の参加者以外の人にパブリック・ベータ・ソフトウェアの話をしたりその画面を見せたりすることなどは禁止されます。ただし、Apple がパブリック・ベータ・ソフトウェアに関する技術情報を公開した場合、その情報は機密扱いではなくなります。
- 引用元
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