来月発売が噂されている新型iPhone(仮称:iPhone 13)は、昨年大幅に刷新されたデザインを継続する一方で、ビッグアップデートのカメラを搭載すると噂されている。
Appleの未発表製品について最も信頼できる人物の1人、BloombergのMark Gurmanの最新レポートによれば、iPhone 13シリーズのカメラでは、動画版のポートレート機能やProRes、AIを使ったフィルタ機能などが利用できるそうだ。
AIを使ったフィルタリング機能に対応か
Mark Gurmanによると、AppleはD16、D17、D63、D64というコードネームの新型iPhoneを開発しているとのこと。これまでの噂どおり4機種が発売されるそうだ。
フラットエッジになったボディのデザインは変わらないものの、ディスプレイのノッチを小型化し、ゲームの映像や画面のスクロールがなめらかに表示される高リフレッシュレートに対応。
進化したA15チップを搭載するとのことで、コンピュテーショナルフォトグラフィのさらなる進化が期待できる。
昨年、Appleは「コンピュテーショナルフォトグラフィ」を連呼して、ソフトウェアの進化による画質向上を過剰とも言えるほどアピールした。iPhone 12 Proのレビュー記事でも書いたように、アップグレードされたナイトモードやスマートHDR 3、DeepFusionは超強力。評価も高い。
今年はAIを使ったフィルタリングのような新機能を用意しているとのこと。シーンを自動認識して画質を最適化する機能はすでに多くのスマートフォンが対応しているが、Appleも同じような機能を提供する可能性がある。
The new handsets will include a video version of the phone’s Portrait mode feature, the ability to record video in a higher-quality format called ProRes, and a new filters-like system that improves the look and colors of photos, according to people familiar with the matter.
- 引用元
- Bloomberg
それ以上に注力するのはビデオ機能で、動画ながら背景をぼかせるビデオ版のポートレート機能「シネマティックビデオ」やProRAWの動画版であるProResを用意しているとのこと。動画の画質を自由にコントロールできるProResは、保存するデータが超大容量になるため、一般向けではないことからProモデルに限定される可能性があるようだ。
Apple ProRes コーデックは、リアルタイムでマルチストリーム編集が可能なパフォーマンスの高さ、抜群の画像品質、保存時のサイズの小ささ、すべて併せて実現してくれます。マルチコア処理を最大限に活用したコーデックで、高速な解像度デコードモードが特徴です。
すでに伝えられているとおり、iPhone 13シリーズの発表はバーチャルイベントになるという。Appleは新型iPhoneのほかにも、M1Xを搭載したMacBookProやデザインを一新したiPad mini、学生向けのエントリーレベルのiPadの開発も進めているとのこと。
新デザインが採用されるApple Watch Series 7やエントリー向けのフルワイヤレスイヤホンAirPods 3の今秋発売も噂されている。
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