少し前にiPhone 16の発表イベントを案内する招待状がリークされたと報じられました。
この招待状のリークは国内外のメディアも取り扱い、GoogleディスカバーやYahooニュースに掲載されて広く拡散されています。
ところが、この招待状を作成したと語る人物が現れ、意図的にガセを流したことを告白しています。
多くのメディアを欺いたXの@lorevfxは、FigmaとAI生成のテクスチャを使って10分以内で作ったと投稿。ガセの招待状をリーカーに提供する際のDMでのやり取りも公開しています。
Fun fact: i made the "leaked" Apple Event invite in less than 10 minutes using figma and an Ai generated texture
— Lore (@lorevfx) August 20, 2024
and i sent it to the leaker just because i was bored pic.twitter.com/3tX9QgUy4p
まず筆者が知る限り、少なくともこの数年の間に招待状が数週間も前にリークされたことはないと思います。
これはAppleに限った話ではなくGoogleなども同じ。
招待状がリークされにくいのは発行元がメーカーまたはPR会社であることが理由の1つです。
内部から話を聞いたなど証拠なしのリークや誤掲載はあっても、招待状のような画像が物証付きでリークされることはほとんどありません。
なお、Samsungが今年発売したGalaxy S24シリーズで発表日を確認できる画像がリークされましたが、これはメディア向けに直接届けられる招待状ではなく、公式サイトに掲載されるキャプチャでした。
リークの真偽を見分けるには発信元、いわゆるリーカーの目利きも必要になります。
今回、招待状をリークしたMajin Buは過去に複数の実績がありますが、誤りもそれなりに多く、目利きが難しいリーカーの一人。すべてのリークに対して疑うところ始める必要がありますが、彼ついては特にその度合いを強めるべきです。
この人が発信したから信じても大丈夫と言えるリーカーは片手で収まるぐらいしかいません。Appleに関してはMark Gurmanぐらいです。
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