iPhone 17シリーズのバッテリー容量判明か。Airは3000mAh、eSIMオンリー版は5%前後増量に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

iPhone 17シリーズの発表が間近にせまっています。
今年も4機種が登場予定ですが、大画面モデルのPlusが廃止され、iPhone初となる超薄型のAirシリーズが登場する見込みです。
超薄型のデザインに注目が集まる一方で、搭載できるバッテリー容量が課題となる可能性があります。
そうしたなか、中国の規制当局データベースからシリーズ全モデルのバッテリー容量が判明しました。iPhone 17 Airのバッテリーは約3,000mAhとなるようです。
eSIMオンリー版に大容量バッテリー
iPhoneの基本仕様は販売国によって対応バンドや細かな機能に違いがあるものの、バッテリー容量はすべて同じでした。
しかし、iPhone 17シリーズでは、SIMカードスロットの有無によってバッテリー容量が異なるという初めてのケースになるようです。
具体的に、eSIMオンリー版はSIMカード対応版に比べて約3.5〜6%バッテリー容量が増加。SIMカードスロットのスペースをバッテリーに割り当てることでこの差が生まれていると予想されます。
特にiPhone 17 Airは本体が薄型設計のためバッテリー容量が約3,000mAhと少なめ。限られた容量のなかで、少しでも増量されることは大きな意味を持ちます。
eSIMオンリー版 | SIMカード版 | |
---|---|---|
iPhone 17 | 3,692mAh | |
iPhone 17 Air | 3,149 mAh | 3,036 mAh |
iPhone 17 Pro | 4,252 mAh | 3,988 mAh |
iPhone 17 Pro Max | 5,088 mAh | 4,823 mAh |
気になるのは、このeSIMオンリー版が米国外にも拡大されるかどうかです。予兆はあります。
KDDIは、ウェブで手続きするeSIMの再発行や転送にかかる手数料を当面無料化すると発表しました。
これは5Gから5G SAへの移行を後押しする目的のようですが、iPhone 17シリーズのタイミングに合わせることで、移行をさらに加速させる狙いがあると考えられます。
ソフトバンクも各種手数料を引き上げる一方で、ウェブ経由のSIM再発行については当面無料としています。こうした国内キャリアの動きは、iPhone 17シリーズのeSIMオンリー展開を見据えた布石なのかもしれません。
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