Appleが今年秋に発売する新型iPhoneは、有機ELディスプレイを搭載した5.8インチ、6.5インチモデルに加え、6.1インチの液晶ディスプレイを搭載した低価格モデルの全3モデルがラインナップされると噂されている。
ただ、昨年のiPhone Xと同じように一部モデルの発売日は大幅に遅れる可能性があるようだ。
完品率はたったの1%、出荷時期は早くても11月末に
Macお宝鑑定団Blogがサプライヤーから得た情報によると、6.1インチの液晶ディスプレイを搭載したモデルは7月から量産を開始したものの、不具合や問題のない製品がわずか1%という非常に難しい状況に直面しているとのこと。関係者の予想として早くても2018年11月末出荷になると伝えている。
新型iPhoneの6.1インチモデルは、複数の情報源から生産段階で問題が起きていると指摘され、発売日が数ヶ月遅れるといったレポートがあがっている。生産上の問題とは初めてフルスクリーン化される液晶ディスプレイの“光の漏れ”でバックライトを必要とする液晶ならではの不具合のようだ。iPhone Xに採用された有機ELディスプレイは素子が自発光するためバックライトが不要で、曲げやすい特性もあってフルスクリーンのディスプレイに最適で、5.8インチ/6.5インチの新型iPhoneに発売日が遅れるといった情報はこれまでに報じられていない。
出荷時期が早くても11月末になるのであれば、発売日は11月末以降になってしまう。有機ELモデルの販売価格がiPhone Xと同じように高く設定されれば、低価格な液晶モデルに人気が集中する可能性もある。注文が殺到すれば年内に手に入れるのは難しくなるかもしれない。
なお、液晶モデルはグレイ、ホワイト、ゴールド、ブルー、オレンジ、レッドといったiPhone 5cのような多色展開で、顔認証「Face ID」を搭載するものの、カメラはシングルレンズでバッテリーは旧型、ディスプレイを深くプレスできる「3D Touch」に対応しないなど廉価モデルの位置付けで販売価格は550〜650ドルの低価格になると報じられている。
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