折りたたみスマホ「Pixel 10 Pro Fold」のスペック判明か。30W高速充電・Qi2対応・UFS 4.0搭載に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

来週発表される最新の折りたたみスマートフォン「Google Pixel 10 Pro Fold」のスペックが明らかになりました。
過去に多数の実績があるWinFutureが公式のスペックシートを入手したと報告しています。見た目は前モデルとよく似ているものの、技術的な仕様は大きくアップデートされるようです。
光学10倍ズームに対応?
8インチのメインディスプレイや16GBのメモリ、48メガピクセルのメインカメラと、10メガピクセル前後の超広角、望遠カメラで構成されるトリプルカメラは前作から同じです。
カメラのわずかなアップデートとして、テレビ電話やZoomなどのリモート会議で利用する本体内側のフロントカメラは10メガピクセルにアップグレードされています。
WinFutureは最大10倍の光学ズームが可能になるとも伝えています。ただし、望遠レンズは5倍ズームで画素数も10メガピクセル程度のため、クロップズームではなく、AI補正などを組み合わせたものと予想されます。
カバーディスプレイは幅広に
本体外側のカバーディスプレイは6.4インチにわずかに拡大。
ヒンジの薄型化により、画面が幅広になるのではないかと予想しましたが、そのとおり解像度が2424×1080ピクセルから2364×1080ピクセルに変化しています。


注目のアップデートとしてバッテリー容量は4,650mAhから5,015mAhにアップするほか、有線充電は21Wから30Wに向上し30分で50%まで回復できるとのこと。
さらに、Qi2充電に対応することで、ワイヤレス充電の出力は7.5Wから15Wまで引き上げられます。
発売日は約2ヶ月先か
折りたたみスマートフォン初となるIP68等級の防水防塵に対応します。
喜ばしいアップデートではあるものの、機種代金が20万円前後になることが予想され、修理代金も高額になるであろう折りたたみスマホを大胆に使う人は多くないでしょう。
容量は256GB、512GB、1TBです。
ストレージ規格はPixel 6シリーズ以降、UFS 3.1を長く採用し続けていましたが、ついにUFS 4.0にアップグレードされます。規格上の転送速度は最大2倍になりますが、使用感にそのまま反映されるかはわかりません。
なお、Pixel 10 Pro Foldは8月21日に発表されるものの、発売日は10月9日と報じられています。