いよいよ来週6日に開催されるGoogleのイベントでPixel 7、Pixel Watch、Nest Wifi Proなどの新商品が多数発表される見込みです。
発表直前になってPixel 7とPixel 7 ProがGoogle Play Consoleに登場し、かねてから噂されていた顔認証に対応することが明らかになりました。
ディスプレイ指紋認証の精度について多くのユーザーが不満を抱くなかで、顔認証が助けになるかもしれません。
Pixel 7がGoogle Play Consoleに登場
Google Playストアで公開するアプリやゲームを管理できるGoogle Play Consoleには、対応デバイスの一覧と各種デバイスの仕様を確認できるデバイスカタログが含まれています。
このデバイスカタログにPixel 7とPixel 7 Proが登場したことで、いくつかのスペックや機能が確認されています。
デュアルeSIM
両機種ともandroid.hardware.telephony.euicc.mepフラグが宣言されていることからeSIM MEPに対応することがわかります。
これまでのPixelスマートフォンはデュアルSIMに対応していたものの、eSIMと物理SIMを組み合わせる必要がありましたが、eSIM MEPをサポートしたデバイスでは、単一のeSIMチップが複数のSIMプロファイルを保有することで、iPhoneのようにデュアルeSIMが利用できます。
安全な顔認証
android.hardware.biometrics.faceフラグも宣言されていて、以前から噂されていた顔認証に対応することも改めて確認されています。
Mishaal Rahmanによれば、過去に同じフラグが宣言されたデバイスは3D顔認証に対応していたPixel 4、Pixel 4 XLの2機種のみとのこと。(仕様として)写真で突破されてしまうような簡易的なものではなく、安全な顔認証が利用できるようです。
Pixel 7とPixel 7 Proは、ほぼ間違いなくディスプレイ指紋認証に対応するため、顔認証がどのように利用されるかはわかりません。
Mishaal Rahmanは、顔認証単独で画面ロックを解除することはできず、指紋認証と併用することが可能。アプリが顔認証や指紋認証を求める生体認証ダイアログには対応しないと報告しており、顔認証はあくまでも補助的な役割として動作するようです。
同日発表されるPixel Watchの装着中は、自動でPixelスマートフォンの画面ロックが解除される強化されたスマートアンロック機能が提供される可能性が報告されているので、画面ロックのストレスを大きく解消したいのであれば、Pixel Watchと併用するのが良いでしょう。
ほかにもAirDropのようなファイル共有機能「ニアバイシェア」で利用できるUWBチップがPixel 7 Proに限定されること、メモリ容量がそれぞれ8GB、12GBになることが明らかになっています。
The Google Pixel 7 (panther) and Google Pixel 7 Pro (cheetah) are now listed on the Google Play Console. There's nothing really interesting here, though the Console lists them as still having last year's Google Tensor. pic.twitter.com/LlunfmW7Ek
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) September 29, 2022