スマートフォンなど電子機器の品質評価サイトDXOMARKが、Google Pixel 9 / 9 Pro XLのディスプレイ評価を公表しました。
Pixel 9 Pro XLは世界1位を獲得。シリーズ最安のPixel 9はプレミアム帯で1位を獲得しています。
Pixel 9も世界3位に
DXOMARKは、スマホのディスプレイをカラー/見やすさ/動画/タッチの4部門で評価を行い、平均得点でランク付けしています。
特に高く評価されたのが色の再現性。
ディスプレイは周囲の明るさや照明の色によって色合いが変わることがありますが、ほとんどのテストにおいて忠実かつ正確な色を再現できると評価。
結果としてカラー部門では、165点満点中Pixel 9が163点、Pixel 9 Pro XLが164点を記録しています。
画面の見やすさでは、画面輝度(画面の明るさ)も重要な指標になります。画面輝度が低い場合、周囲の光に負けて画面が見づらくなるからです。
Pixel 9 Pro XLは直射日光など過酷な環境になるとピーク輝度が2,840cd/m²に到達。Pixel 8 Proの2,572 cd/m²やSamsung Galaxy S24 Ultraの2,572 cd/m²を大幅に上回りました。
Pixel 9も2,670 cd/m²を記録。Pixel 8の1,600 cd/m²から大幅に強化されています。
また、画面輝度のスムーズな自動調整や適切な調整も見やすさにおいては重要ですが、ほとんどのテスト条件下で適切に調整されると報告されています。
- Pixel 9:2,670 cd/m²
- Pixel 8:1,600 cd/m²
- Pixel 9 Pro XL:2,840cd/m²
- Pixel 8 Pro:2,572 cd/m²
ただし、一般的なガラスの表面と比較して反射率を最大75%も削減する最新のGorilla Armorを採用(Pixel 9シリーズはGorilla Glass Victus 2)していることを理由にGalaxy S24 Ultraを高く評価。
Galaxy S24 Ultraは見やすさ部門で満点の164点を記録するのに対して、Pixel 9は153点、Pixel 9 Pro XLは156点に留まっています。
そのほか動画視聴では、HDRビデオ再生においては高く評価された一方で、SDRビデオは画面の輝度がやや低いと指摘されています。
快適なゲーミングにつながるタッチ操作の応答時間は高速かつ正確と評価されています。一方で、画面を横向きに持った時に手のひらが画面に誤接触することがあるとのこと。
なめらかな映像を楽しめる最大120Hzのリフレッシュレートは、すべてのテストでスムーズに動作したと評価されています。
トータル評価では、Pixel 9が164満点中156点を獲得し、価格が600-800ドルのプレミアム帯で1位に。Pixel 9 Pro XLは158点を獲得し、すべてのスマホで1位になっています。
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