楽天モバイルが「携帯キャリア事業についての記者発表会」を開催し、10月1日から「無料サポータープログラム」を提供すると発表した。楽天回線のカバーエリアに居住するユーザーを対象にサービスを開始する。
10月13日からサービス利用可能に
2019年10月1日から受付開始となる「無料サポータープログラム」は、国内通話、国際通話、データ通信、国際ローミング(データ通信)、SMSを無料かつ無制限で利用できる。
受付期間は10月1日午前0時から7日午前9時59分まで。楽天モバイルのウェブサイトから申し込みが可能。限定5,000人で多い場合は抽選となる。プログラムの対象者は東京都23区、大阪市、名古屋市、神戸市に居住している満18歳以上。新規契約またはのりかえでの契約が必要。プログラム期間中は品質テストやアンケートに回答する必要がある。
10月11日に案内メールが送付され、契約者情報登録や本人確認が開始。13日以降購入した製品やSIMが発送されるとのこと。
なお、対象者は数万名に順次拡大予定。受付窓口はネットだけでなく、順次リアル店舗にも拡大する。
楽天回線のカバーエリアは東京、大阪、名古屋、兵庫の一部に
プログラム開始時点でのカバーエリアは楽天回線が東京都23区、大阪市、名古屋市、兵庫県の一部。それ以外の地域はKDDIローミングでカバーする。
KDDIのローミングは2026年3月末までの期間限定。期間内にネットワークの構築を着実に進めて、完成した地域から順次、楽天回線に切り替える。
「基地局建設は遅れていたが、回復している」
プログラムは2020年3月31日まで提供予定だが、正式なプランが早期に提供された場合はプログラム終了となる。継続を希望する場合は<アンケート等のモニター調査に協力することで通信料金と同額程度のモニター報酬が支払われる。
正式なサービス開始時期については明言せず、無料プログラム終了後に提供される料金プランの発表もなかったが、2年縛りや違約金を課さないプランを提供し、他社にはマネできないものになると明言した。
なお、基地局建設が遅れ、サービスの開始時期が半年遅れると報じられていた件について三木谷社長は「基地局建設は遅れていたが回復している。その後、順調に進んでいる。接続オペレーションで問題があったが現在は解決した」とし、「9月中には予定どおり(自前の基地局を用いて)東京23区、名古屋、大阪でサービスをローンチできる」と説明。報道のように半年遅れているわけではないと否定した。
コメントを残す