Samsungの新製品発表イベントGalaxy Unpackedで、2024年の最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold6」が発表されました。
日本でもSamsung公式サイトで販売されます。
この記事では、Galaxy Z Fold6の発売日や新機能、前モデルからの進化ポイント、販売価格などをまとめています。
軽く、薄く、大きく、賢く進化した「Galaxy Z Fold6」
Galaxy Z Fold6は、2019年9月に初代モデルが発売された折りたたみスマホGalaxy Z Foldシリーズの最新モデル。
カバンやポケットから取り出して半分に折りたたまれた本体を開くと、タブレットサイズの巨大ディスプレイで映画やスポーツを迫力の大画面で楽しめます。
折りたたみスマホが劇的な軽量化
Galaxy Z Fold6の最大の進化は、劇的な軽量化と薄型化を遂げたフォームファクターです。
重さは前モデルのZ Fold5に比べて14g、Z Fold4に比べて24gの軽量化を遂げた239g。Galaxy S24 Ultraとの違いはわずか6gです。
閉じた時の厚さは前モデルのZ Fold5に比べて1.3mm、Z Fold4に比べて2.1mmの薄型化を遂げた12.1mm。ポケットにもスッと収まります。
本体が大幅に軽量化されながらバッテリー容量は前作と同じ4,400mAhを搭載。25出力の急速充電をサポートしています。
1.6倍も大型化したベイパーチャンバーでゲームも快適
チップセットには、最新のSnapdragon 8 Gen 3 for Galaxyを採用。メモリは12GBです。
前モデルのZ Fold5(Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy)に比べて、AIや機械学習のタスク処理を担当するNPUの性能が41%アップ、快適なゲームプレイに影響するグラフィック処理担当のGPUの性能は25%アップ、基本操作に影響するCPUは14%アップしています。
グラフィック性能を数値化するベンチマークアプリの3DMarkでは、Solar bayにおいて前モデルのZ Fold5に比べて53%も向上したとのこと。
また、チップから発生した熱を本体に拡散することで、性能低下を防止するための重要なパーツ、ベイパーチャンバーはZ Fold5に比べて1.6倍も大型化。原神のような高負荷ゲームも快適にプレイできます。
“折りたたみAIフォン”
Galaxy S24シリーズに初めて搭載された「Galaxy AI」が折りたたみスマホのGalaxy Z Fold6にも搭載され、ゲーミング体験とともにAIが大幅に強化されています。
Galaxy AIがほかのスマホ向けAIに比べて優れているのが翻訳を含むコミュニケーション機能です。
Galaxy S24シリーズの発表時にも大きな注目を集めた通訳機能(対面での会話をリアルタイムで翻訳してくれる)が新たにリスニングモードに対応。
音声をリアルタイムで文字起こしして翻訳してくれるため、Galaxy Unpackedのような長時間の他言語イベントで利用すると便利です。
また、音声通話で利用できる通話のリアルタイム通訳機能が純正の電話アプリだけでなく、LINEやInstagram、カカオトーク、FaceBookメッセンジャーなど、サードパーティアプリにも対応。
チャットアシストでは、必要なワードを入力して形式(標準、ウェブメール、SNS、コメント)と、文章のトーン(プロフェッショナル、カジュアル、丁寧など)を選ぶだけで、返信に困ったときにAIに文章を考えてもらうことができます。
例えば、休みの連絡をするときも「7月12日から13日まで休み」と入力して生成ボタンを押すだけで、「7月12日から13日までお休みさせていただきます。何かとご不便をおかけすることと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。」の書き出しから始まる約160文字の文章が生成されます。
Sペンを使って手書きメモが取れるGalaxy NotesアプリのAI機能「ノートアシスト」では、音声録音中に手書きでメモを取ると、音声データと手書きメモが自動でリンクするようになりました。
後で見返したときに、音声データに合わせて手書きメモも再生されるため、「どのタイミングで取った手書きメモなのかわからない。。。」といったことがなくなります。
さらに、英語や韓国語で書かれたPDF資料の翻訳機能にも対応。資料内のテキストはもちろん、画像内の文字も瞬時に翻訳できます。
生成AIを活用した編集機能「フォトアシスト」では、被写体のリサイズ・削除・拡大/縮小ができるほか、自撮りした画像をもとに自分そっくりなアバターが作れる新機能に対応。
適当に絵を書いて絵のジャンルを選ぶだけで、AIが画像を生成するAIスケッチにも対応します。
AIの機能向上だけでなく、折りたたみの形状を活かした進化も遂げています。
例えば、翻訳機能では翻訳内容が本体外側のカバーディスプレイに表示することで、ノートPCやニンテンドーDSのように本体を折り曲げた状態にして机に置きながら利用すると、ハンズフリーで、よりスムーズにコミュニケーションを取ることができます。
本体は角ばった形状に変化し、よりスタイリッシュな印象になったボディの外側には、6.3インチのカバーディスプレイが搭載されます。
画面の大きさは前モデルと同じ6.2インチからわずかにサイズアップ。ベゼルが薄く左右対称になったことで見た目が改善し、幅広になったことで操作性が向上しています。
本体内側のメインディスプレイは、ピーク輝度が1750ニトから2600ニトまで大幅に向上。太陽に負けない明るい画面によって、屋外で地図を確認したり、本を読んだり、ゲームも快適です。
カメラは前作に引き続き50MPのメインカメラ、光学3倍ズームの10MP望遠カメラ、12MPの超広角カメラのトリプル仕様。
自撮りやグループショット、Zoomを使ったリモート会議で使いやすい10MPのカバーカメラ、4MPのアンダーディスプレイカメラも搭載します。
価格とカラー
日本で販売されるカラーはシルバーシャドウ、ネイビー、クラフテッドブラック、ホワイトの4色。クラフテッドブラックとホワイトはSamsungオンラインショップ限定カラーです。
Samsungオンラインショップの販売価格は256GBが249,800円、512GBが267,800円、1TBが303,800円です。
発売日は7月31日。ドコモ、au、Samsungオンラインショップすべて7月17日から予約受付がスタートします。
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