AppleがiPhone 12シリーズの発表と共に、パッケージに電源アダプタ・充電器を同梱することをやめた。
これを受けてSamsungは「Galaxyはあなたが欲しいものを提供します。最も基本的な充電器から最高のカメラ、バッテリー、パフォーマンス、メモリー、そして120Hzスクリーンまで」とAppleとiPhoneを皮肉っていたが、2021年1月14日発表が噂されているGalaxy S21シリーズの登場を前に、この投稿を削除したことがわかった。
充電器の同梱廃止で利益率改善
iPhoneのパッケージから充電器とイヤホンEarPodsの同梱を廃止した理由について、需要の低い同梱物の廃止や出荷効率が改善することで環境保護に繋がると説明している。
パッケージの小型化による出荷効率の改善は配送コストの削減に繋がり、利益率も向上する。このメリットにSamsungは惹かれたのかもしれない。
tecnoblogはSamsungがブラジルに提出した文書からGalaxy S21シリーズのパッケージに充電器の同梱が廃止されることを伝えており、今回のツイート削除によって信憑性が増したことになる。
iPhoneの登場以降、スマートフォンの標準だけでなくパッケージの標準までAppleが決めてきた。それまでは簡素だったパッケージを作り込み、購入直後の高揚感を煽るよう演出。今度は環境に配慮し、コストを削減するために充電器やイヤホンの同梱を廃止した。
この流れはSamsungだけでなく他のメーカーも真似をする可能性が高いのではないだろうか。Samsungと一緒にAppleを皮肉っていたXiaomiも同じ決断を下すかもしれない。