Samsungが今年投入する超薄型スマートフォン「Galaxy S25 Edge」の詳細が徐々に明らかになってきました。
すでにGalaxy S25シリーズの新ラインナップとして発表されており、Samsungの担当者が4月発売と明かすなかで価格やスペックが報じられています。
Galaxy Sシリーズ史上最薄のスマホに
多数の実績があるリーカーICE UNIVERSEの最新レポート(1,2)によると、Galaxy S25 Edgeは厚さ5.84mm、重さ162gと伝えられています。
これはGalaxy S6の6.8〜8.6mmを大幅に下回り、Galaxy Sシリーズ史上最も薄く、S25シリーズとして最軽量になります。
- Galaxy S25 Edge:5.84mm、162g
- Galaxy S25:7.2mm、162g
- Galaxy S25 Plus:7.3mm、190g
- Galaxy S25 Ultra:8.2mm、218g
価格と性能のバランスは?
Galaxy S25 Edgeの販売価格はS25+と同程度とされており、海外では1,200ドルで販売される見込みです。
日本では、Samsung公式ストアにて、
- Galaxy S25:129,000円
- Galaxy S25 Ultra:199,800円
で販売されているため、Galaxy S25 Edgeの販売価格は、この間に設定される可能性があります。現時点では日本での発売は未定ですが、仮に投入されればこの価格帯になると予想されます。
ハイエンドではなくバランスを重視した設計に
Galaxy S25 Edgeは、チップセットにSnapdragon 8 Eliteを採用するものの、通常の8コアではなく、コアを1つ減らした7コア版になるとされています。
カメラに関しても、Galaxy Z Fold4と同じカメラ設計ながらトリプルではなくデュアルカメラになるようです。
電池持ちは大丈夫?
超薄型スマホにおける最大の課題は電池持ちです。
Galaxy S25 Edgeは6.656インチの大画面ながらも、バッテリー容量は3,900mAhであることが中国品質認証センターから明らかになっています。これはS25よりも100mAh、S25+よりも1,000mAh少ないため、電池持ちは優れたものにはならないかもしれません。
超薄型スマホの需要と投入のタイミング
Galaxy S25 Edgeに加え、Appleも今年秋にiPhone 17 Airを発売すると報じられています。
なぜ今、スマホのトップメーカー2社が超薄型スマホを投入するのでしょうか。
筆者は動画・ゲーム・カメラがスマホの3大需要だと考えています。しかし、超薄型スマホは内部スペースの制約から、大容量バッテリーや強力な冷却システムの搭載が難しく、カメラ性能も妥協する傾向にあります。
近年、Samsungをはじめとする各メーカーは折りたたみスマホの開発を進めてきましたが、折りたたみスマホの構造上、ポケットに入れた時の厚みや、片手での操作性が課題となっていました。
しかし、折りたたんだ状態でも通常のスマートフォンと同程度の厚みを実現するモデルが昨年から登場するなど、この課題は解決されつつあります。
こうした技術の進化を活かし、折りたたみスマホで確立された薄型化技術を、今度は通常のスマホに応用する動きが出てきているのかもしれません。Appleも折りたたみスマホの開発を進めていると数年にわたって報じられています。
また、Galaxy AIやApple Intelligenceといった生成AIの進化が、スマートフォンの買い替え需要を促進しているとする調査結果(1,2)も報告されており、このタイミングでラインナップを拡充する狙いがあると考えられます。
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