Samsungの最新折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」が日本でも公式発表されました。
発売日は9月1日。すでにauオンラインショップとドコモオンラインショップで予約受付中です。
Galaxy Z Flip5は、半分に折りたたんでバッグの小さなポケットや胸ポケットに入れて持ち運べるスマートフォン。本体外側のカバーディスプレイが前作から約280%も巨大化したことによって、これまでのGalaxy Z Flipシリーズにはなかった新体験を提供します。
メディア向けに開催された先行体験会にて一足お先に触ってきたのでフォトレビューをお届けします。
巨大化したカバーディスプレイで新体験を
Galaxy Z Flip5は、おなじみのボックス型デザインを採用しています。
最大の進化は外側に搭載された巨大なカバーディスプレイ。今作からフレックスウィンドウと命名されています。
これまでのGalaxy Z Flipシリーズでも本体を開くことなく、通知の確認やカメラの撮影はできたものの、多くのアクションを行う場合は毎回本体を開く必要がありました。
1.9インチから3.4インチまで巨大化したGalaxy Z Flip5のカバーディスプレイでは、通知を確認したらフリック入力対応のキーボードを使ってそのままメッセージに返信したり、画質の良いメインカメラで自分の姿や構図を確認して写真や動画の撮影が可能に。
月形式のカレンダーでその日のイベント一覧を確認したり、イベントの詳細を表示できるなど、本体を開かずにより多くの機能が使えます。
最近では街中でTikTokを撮る女子を見かけますが、スマホを壁などに立てかけるのに苦労している姿も見られます。折りたたみボディによって自立するGalaxy Z Flip5であれば撮影中にひっくり返る心配なし。手に持った状態で撮影する時も自分の姿や画角を確認できるカバーディスプレイと画角の広いレンズが役立ちます。
ロック状態のカバーディスプレイをダブルタップするとスリープが解除され、日付・時間・通知・バッテリー残量を一目で確認できるほか、アプリやウィジェットへのショートカットを利用できるメインパネルが表示されます。メインパネルには豊富なデザインが用意されています。
本体の側面に備えられた指紋認証や顔認証でロックを解除したあとで画面を右にスワイプすると通知の一覧、下にスワイプすると画面の明るさや機内モードなどが利用できるクイック設定パネル、右にスワイプすると12種類以上のウィジェットにアクセスできます。
- 通話履歴
- 指定した連絡先へのクイック通話
- 天気予報
- カレンダー
- メディアプレイヤー
- アラーム
- タイマー
- ストップウォッチ
- 歩数計
- ボイスレコーダー
- SmartThings
- 株価
- サードパーティのアプリ
サードパーティのアプリを利用するには設定画面からアクセスできるラボ機能の利用が必要です。すべてのアプリが利用できるわけではなく、LINEやGoogleマップなど10種類に限定されます。
ラボ機能を設定するとカバーディスプレイからGoogleマップを起動してキーボードを使って目的地までのルートを確認したり、LINEを起動してトーク画面を表示後、テキストやスタンプを返信できます。
ラボに対応していないInstagramなどでも通知からDMへの返信は可能。ただし、フィードを確認することはできません。
海外ではGalaxy StoreからダウンロードできるGoodLockアプリを利用することで、ラボ非対応アプリをカバーディスプレイで利用できますが、残念ながらGoodLockアプリは日本からはダウンロードできません。
カバーディスプレイでPayPayなどのコード決済アプリを起動して支払いを済ませたいという人も多いはずですが、残念ながら対応アプリに決済アプリは含まれていません。おサイフケータイに対応しているため、コンビニやチェーン店などでは問題ありませんが、できればどちらも利用したいところ。アップデートに期待します。
- Googleマップ
- Netflix
- YouTube
- LINE
- Googleメッセージ
- カカオトーク
- Samsungメッセージ
- Naverマップ
巨大なカバーディスプレイの次に進化したのは折りたたみスマートフォンの最重要部品であるヒンジです。ヒンジの進化=折りたたみの進化と言っても過言ではありません。
今作から導入された新しい「フレックスヒンジ」によって本体を隙間なく閉じることが可能に。隙間を埋めたことによって閉じた状態で最大2mm薄型化され、傾斜のないフラットな形状に改善されています。
隙間がなくなったことで故障の原因となるホコリやチリなどの不純物が侵入するのを防止し、折りたたみディスプレイに汚れが付着することを防いで不快感が軽減。IPX8の防水にも対応します。
ヒンジには新たに外部からの衝撃を分散するデュアルレール構造も導入。フロントガラスとバックガラスに最新の強化ガラスGorilla Glass Victus 2を採用するなど耐久性はシリーズ史上最高です。
ヒンジの改善によって本体の開閉もスムーズに改善。少し力はいるもののガラケーのように隙間に指を入れて片手で本体を開くことができました。
快適な操作や電池持ちに関わるチップセットは最新&最強を謳うSnapdragon 8 Gen 2 for Galaxyを搭載。このチップが優秀なのはGalaxy S23のレビューやGalaxy S23 Ultraのレビューでもお伝えしたとおりです。
Galaxy Z Flip5は豊富な純正アクセサリが用意されていることも大きな特徴の1つ。
動画を見るときに便利なスタンドにもなるスマホリング付きの「Clear Gadget Case」、クリアケースに全15種類のデザインから選べるカードを入れ替えて気分に合わせてカスタムできる「Flipsuit Case」、ネックストラップも使える持ち運びに便利なループを備えた「Flip Eco-Leather Case」、ヒンジまでしっかり保護するレザーケース「Silicone Case with Ring」が用意されます。
カラーは自然由来の色合いをラインナップ。日本でも新色のミント、クリーム(auのみ)、ラベンダー(ドコモのみ)、グラファイトが販売されます。
ストレージ容量は前作のZ Flip4は128GBでしたが、今作では全色256GBに倍増。さらに、グラファイトはauオンラインショップ限定で512GBの大容量モデルも選べます。
Galaxy Z Flip5の発売日は9月1日と案内されており、すでにauオンラインショップとドコモオンラインショップで予約受付中です。
Galaxy Z Flip5の販売価格
Galaxy Z Flip5の販売価格は以下のとおりです。
auの販売価格
auで購入する場合、機種代金は256GBが154,300円、512GBが179,900円。
5G機種変更おトク割で5,500円の割引。auオンラインショップで購入する場合は、新規契約で11,000円の割引、のりかえで22,000円の割引が適用されます。
購入後13カ月目~25カ月目までに返却して「スマホトクするプログラム」の特典を利用した時の負担金は、256GBが60,570円〜、512GBが70,690円〜です。
ドコモの販売価格
ドコモで購入する場合、機種代金は256GBが160,820円。
12ヶ月目に機種を返却して「いつでもカエドキプログラム+」の特典を利用したときの負担金は、256GBが42,592円です。別途、早期利用料の12,100円の支払いと、月額880円の「smartあんしん補償」に加入する必要があります。
23か月目に機種を返却して「いつでもカエドキプログラム」の特典を利用した時の負担金は、256GBが81,620円です。
発売記念キャンペーンで「Galaxy Buds2」必ずもらえる&ポイント還元
Galaxy Z Flip5の発売記念キャンペーンとして、9月30日までに256GBモデルを購入するとGalaxy Buds2が必ずもらえます。
さらに、8月31日までの予約とアプリ応募でau Payギフトカード5,000円相当またはdポイント(期間・用途限定)5,000ポイントがプレゼントされます。
大容量の512GBモデルでは、8月31日までの予約後、9月30日までに購入してアプリから応募すると、256GBモデルとの差額相当分がau Payギフトカードで還元され、Galaxy Buds2も必ずもらえます。
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