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著作権法の改正、“スクショ違法化”が撤回

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Yusuke Sakakura公開日:2019/11/27 9:45
著作権法の改正、“スクショ違法化”が撤回

漫画村など海賊版サイトによる被害が深刻になったことを受け、音楽や動画に限定せずに規制対象を拡大するよう著作権法改正の議論が開始。マンガや小説、論文、写真など全コンテンツのダウンロード、さらにスクリーンショットを規制するといった方針が示されていたが転換されたようだ。

スクショ違法化に反対の声続出。違法化の方針撤回

無断での著作物の使用等を規制する著作権法において、ダウンロードは「複製」に該当し、私的利用ではない場合や例外に該当する場合は違法になる可能性がある。

漫画村など海賊版サイトによる被害が深刻化したことで対象を音楽や動画に限定せず、例外も拡大して規制を強化する動きがあり、当初はスクリーンショットによる複製も違法になる方針が示されていた。

しかしながら著作物を発行するマンガ家や出版社も含めて反対の声が続出したことで国会への提出が見送られ保留の状態に。

最近になって動きが活発化し、27日には有識者会議が実施されたが、朝日新聞によれば会議で示された素案において著作権侵害のイラストなどが写り込んだスクリーンショットや数十ページのマンガのうち数コマ程度など分量の少ないダウンロードについては違法としない方針に転換されたとのこと。

なお、無償のコンテンツや常習的ではない単発のダウンロードについては要件を絞るなど改正の声があがったものの、違法の位置づけは変わらないという。

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