GoogleがPixelスマートフォン向けの新しいアップデート「feature drops」を発表した。
PixelではOSアップデートや月に1回のセキュリティアップデート、それと共に不具合やパフォーマンスが改善されているが、新しい「feature drops」では定期的に新機能が追加される。
四半期ごとに新機能を追加する「feature drops」
第1弾のアップデート内容は以下のとおり。ほかにもバックグラウンドにおけるメモリ管理の改善が含まれており、より多くのアプリを同時に起動できるようになった。
- フォトアプリ
- ぼかし編集の追加
- 数年前など過去に撮影した写真やポートレートモードで取り忘れた写真の背景ぼかし加工が可能に
- Googleアシスタント
- 迷惑通話を自動でブロック
- 登録されていない電話番号からの自動音声通話を着信音を鳴らさずバナーで通知
- 自動音声でない通話は通話の目的などを文字起こし。着信後に確認可能に
- ビデオ通話(DuO)
- 自分の顔が常に画面の中心に映るように自動補正
- Pixel 4の超広角レンズ利用
- 友達など複数人で映る場合は2人の顔が映るように自動補正
- 電波が悪く音声が途切れる場合はPixel 4の機械学習モデルが次の音を予測して会話の途切れを最小化
- ビデオ通話中に背景ぼかしが可能に
- 職場で利用時のセキュリティ対策または自宅でのプライバシー対策にも
- 旧Pixelに「レコーダー」アプリを追加
- 「ライブ字幕」がPixel 3/3aシリーズでも利用可能に
- ライブ字幕: 動画の音声を文字起こしする機能
- Digital Wellbeing
- タップひとつでアプリをフォーカスモードに
- フォーカスモード: 集中したいときにスマホの機能を制限する機能
- 自動スケジュールに対応
- フォーカスモードの早期終了も可能に
- 「Flip to Shhh」がPixel 2シリーズで利用可能に
- Flip to Shhh: 画面を下にして机に置くと通知をオフにする機能
- 次世代Googleアシスタントの提供地域を拡大
- イギリス、カナダ、アイルランド、シンガポール、オーストラリア。日本は2020年春予定
- 位置情報の改善
- Pixel 4でのみ有効
- デバイス側の処理改善で測位精度を改善
- 測位精度は驚くべきスピードに
- Googleマップで有効
Pixel担当のバイスプレジデントSabrina EllisはThe Vergeに対して「feature drops」の提供が四半期ごとであることを明かし、他のAndroidデバイスに適用される可能性について問われると「Pixelが優先」であることを明かした。
つまり、「feature drops」で追加される機能はPixel独占ではなくあくまでも先行提供ということ。将来的には他のAndroidデバイスに提供される新機能もあるようだ。今回のアップデートもアプリの更新で実現するものがほとんどになっている。
「Pixel feature drop」のアップデートは今後数週間で順次配信され、設定画面の「システムアップデート」およびGoogle Playストアにてアプリを最新版に更新することで適用されるようだ。
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