Credit: 91Mobiles
ソニーが日本時間2月25日16時30分から開催する「Sony MWC 2019 Press Conference」では、Xperiaを中心にした新製品の発表が確実視されている。
最も期待されているのは“Xperia XZ4”として噂されてきた次期フラグシップスマートフォンの「Xperia 1」だ。すでにプレス画像が流出しているが、新たに詳細なスペックと発売日、販売価格が流出した。
シリーズ初のトリプルレンズカメラを搭載。動画撮影が大幅に進化か
91Mobilesが独占的に伝えた情報によれば「Xperia 1」の発売日は6月に設定されており、販売価格は1099スイスフランーー日本円に換算すると約12万円になるそうだ。
最大の特徴はXperiaシリーズとして初となる3つのレンズを搭載したトリプルカメラ。通常の広角レンズに加えて、ズームしても画質が劣化しない光学ズームを実現する望遠レンズと超広角レンズを搭載する。いずれも12メガピクセルになるとのこと。
ビデオ撮影においては高画質な4K HDRかつ映画館のスクリーンに近い21:9のフォーマットで映像を記録可能で、プロフェッショナルなビデオを撮影できる新しいアプリ「シネマプロ」を収録。カメラの機能としては、フルHDでのスーパースローモーション撮影やRAWフォーマットによる撮影オプションを備え、暗い場所で動いている被写体をキレイに撮影できる新しいデュアルピクセル技術が搭載される。
セルフィーができるフロントカメラは8メガピクセルで、引き続き3Dクリエイターを使用して自分の3Dアバターが作成できるとのこと。
ディスプレイは縦横比21:9の“シネマワイドスクリーン”で4K HDRに対応する有機ELになる。表示領域はXperia XZ3よりも30%も拡大するようだ。さらに、より自然な色合いと深い黒色を出力するBRAVIA X1モバイルエンジンを搭載するという。
プロセッサは、Qualcommが開発するフラグシップ向けの最新モデル「Snapdragon 855」で、OSはAndroid 9 Pieを搭載する。メモリは6GB、ストレージは128GBで最大512GBのmicroSDカードが利用できるようだ。このほかにもデュアルSIMスロットや3,300mAhのバッテリーを急速充電できるUSB Type-Cポートが採用される。残念ながら5Gへの対応は見送りとなるようだ。
低価格帯のXperiaスマートフォンもラインナップ
以前から噂されていたようにソニーは「Xperia 1」以外のXperiaスマートフォンの発表も計画しているようだ。
ミドルレンジとして、Snapdragon 630/3GBのメモリ/64GBのストレージ/デュアルカメラ/2,870mAhのバッテリー/6インチ、フルHD+ディスプレイを搭載した「Xperia 10」とSnapdragon 636/4GBのメモリ/64GBのストレージ/背景ぼかしが可能なデュアルカメラ/3,000mAhのバッテリー/6.5インチ、フルHD+ディスプレイの「Xperia 10 Plus」の2機種をラインナップ。
いずれも4月発売で「Xperia 10」は399スイスフラン(約44,000円)、「Xperia 10 Plus」は499スイスフラン(約55,000円)に設定されるとのこと。
さらに、低価格帯のモデルとして、MediaTek 6762/3GBのメモリ/デュアルカメラ/3,300mAhのバッテリー/Android 8 Oreo/5.7インチ、HD+ディスプレイを搭載する「Xperia L3」が4月初旬に199スイスフラン(約22,000円)で販売される。
フラグシップモデルのXperiaは毎年3キャリアが取り扱っていることから、ドコモ・au・ソフトバンクの3社から2019年夏モデルとして「Xperia 1」が登場する可能性は高そうだ。低価格帯の3機種については毎月1,500円の割引がずっと適用される「docomo with」としての投入を期待したい。