Sony
ソニーモバイルが9月17日に開催したXperia新製品発表イベントで最新のコンパクトフラグシップスマートフォン「Xperia 5 II」を発表しました。
コンパクトサイズながらフラグシップ向けのチップセットを搭載。ビッグサイズのXperia 1 IIも対応していない120Hzリフレッシュレートの有機ELディスプレイも搭載しています。
この記事では「Xperia 5 II」と「Xperia 1 II」にどういった違いがあるのかを比較、解説します。
目次
サイズ
Sony
コンパクトモデルの「Xperia 5 II」のボディは158 x 68 x 8 mmで片手に収まる“ハンドフィットサイズ”を実現しています。横幅が70mmを切るため片手操作を重視したい人には嬉しいサイズ感。
一方で「Xperia 1 II」のサイズは166 × 72 × 7.9㎜で横幅はほとんど変わりませんが、縦に10mm以上長いため片手モードを使わず片手ですべてのボタン・エリアを操作するのは難しいです。
重さにも大きな違いがあります。「Xperia 5 II」はGoogle Pixel 4とほぼ同じ163gで軽量仕様。181gの「Xperia 1 II」とは約20gの差があります。
- 縦幅
- 158 mm
- 横幅
- 68 mm
- 厚さ
- 8 mm
- 重さ
- 163 g
- 縦幅
- 166 mm
- 横幅
- 72 mm
- 厚さ
- 7.9 mm
- 重さ
- 181g
デザイン・カラー
「Xperia 1 II」にはソニー製品と相性の良いフラットデザインが採用されています。
強化ガラスで覆ったディスプレイと背面をつなぐサイドフレームはエッジ付きフラットのため、エッジをダブルタップしてよく使うアプリなどにショートカットでアクセスできる「サイドセンス」も簡単に起動できます。
「Xperia 5 II」はフラットデザインではなく手にフィットする丸みを帯びた形状を採用するXperia 5やXperia 1とほぼ同じデザイン。Googleアシスタントをショートカット起動できる専用ボタンが右側面に搭載されています。
カラーはどちらも4色をラインナップ。「Xperia 1 II」はブラック、フロストブラック、ホワイト、パープル。「Xperia 5 II」はブルー、グレー、ブラック、ピンクです。
- ラウンドフォルムデザイン
- Xperia 5やXperia 1とほぼ同じ
- Googleアシスタントボタン
- カラー
- ブルー
- グレー
- ブラック
- ピンク
- フラットデザイン
- エッジ付きでサイドセンスが使いやすいカラー
- ブラック
- フロストブラック
- ホワイト
- パープル
ディスプレイ
Sony
ディスプレイはどちらも映画とほぼ同じアスペクト比21:9のシネマワイドディスプレイを採用しています。
「Xperia 5 II」の画面サイズは6.1インチ、解像度はフルHD+です。最大の特徴はXperia 1 IIの倍となるリフレッシュレート120Hzをサポートしていること。動きの速いゲームやアクションシーンなどでもなめらかに映像を表示します。なお、Activisionとの協業によって「Call of Duty: Mobile」がリフレッシュレート120Hzをサポートすることが発表されています。
リフレッシュレート:1秒間における画面の書き換え回数。60Hzは1秒間に60回、120Hzは1秒間に120回画面が書き換えられる
120Hzのリフレッシュレートに加え、次の画面に書き換わる間に黒い画面を挿入することで残像の少ない視覚効果を起こす240Hzの残像低減にも対応。タッチスキャンレートはXperia 5の4倍となる240HzでリズムゲーやFPSなどで起きる高速なタップ操作も正確に読み取って反映します。
なお、「Xperia 1 II」はリフレッシュレート60Hz、残像低減時は90Hzです。
6.5インチ/4Kによる迫力と深みのある映像ならば「Xperia 1 II」を、なめらかな映像やゲーム体験、より快適な片手操作を求めるのであれば「Xperia 5 II」がオススメと言えます。
- 6.1インチ
- 有機EL
- 21:9シネマワイドディスプレイ
- フルHD+(2520x1080)
- HDR
- リフレッシュレート120Hz
- 240Hzの残像低減
- タッチスキャンレート240Hz
- 6.5インチ
- 有機EL
- 21:9シネマワイドディスプレイ
- 4K(3840x1644)
- HDR
- リフレッシュレート60Hz
- 90Hzの残像低減
カメラ
Sony
どちらもドイツの老舗レンズメーカーであるカールツァイスのレンズを採用したトリプルカメラを搭載しています。
ZEISSレンズのトリプルカメラは「Xperia 1 II」に初めて採用され、非常に高い評価を得て今季のコンパクトフラグシップモデル「Xperia 5 II」にも採用されました。どちらもf/1.7の明るい標準レンズ、光学3倍ズームの望遠レンズ、視野角124°の超広角レンズを備えています。
大きな違いは3D iToFセンサーの有無で「Xperia 1 II」は被写体までの距離を測ってオートフォーカスの精度を高める3D iToFセンサーによって暗所でも高速・高精度でオートフォーカス可能。
カメラアプリは手軽に写真や動画を撮れる標準アプリに加えて、露出やシャッタースピード、ISO感度、ホワイトバランスを自在に変更して画質の劣化を最小限に抑えて加工ができるRAW撮影も可能な「Photography Pro」をプリインストール。映画のような質感や色表現で動画を撮影できる「Cinematography Pro」も利用できます。
- ZEISSレンズ
- T*コーティング
- 12メガピクセル
- リアルタイム瞳AF
- AF/AE追従 最高20コマ/秒の高速連写
- 毎秒60回のAF/AE演算 コンティニュアスAF
- Photography Pro
- Cinematography Pro
- 1/1.7型センサー
- f/1.7
- 4K HDR 120コマ/秒スローモーション撮影
- 1/3.4型センサー
- f/2.4
- 光学3倍ズーム
- 1/2.55型センサー
- f/2.2
- 視野角124°
- 暗いシーンでも物体を立体的に検知
- 暗所でも高速・高精度なオートフォーカスが可能
- 「Xperia 1 II」のみ
パフォーマンス
Sony
両機種ともハイエンド向けのチップセット「Snapdragon 865 5G」を搭載しSub6の5Gに対応しています。
いずれも8GBのメモリと128GBまたは256GBのストレージをラインナップ。「Xperia 1 II」はSIMフリー版限定で12GBのメモリが選べます。
バッテリー容量はいずれも4,000mAhで30分で最大50%まで充電できるUSB PDによる急速充電をサポート。2年使ってもバッテリーが劣化しにくい「いたわり充電」にも対応しています。なお、「Xperia 5 II」はワイヤレス充電に対応していません。
- Snapdragon 865 5G
- 5G(Sub6)
- RAM
- 8GB
- ストレージ
- 128GB
- 256GB
- microSD
- 1TB
- バッテリー
- 4,000mAh
- USB PDによる急速充電
- Snapdragon 865 5G
- 5G(Sub6)
- RAM
- 8GB
- 12GB
- ストレージ
- 128GB
- 256GB
- microSD
- 1TB
- バッテリー
- 4,000mAh
- USB PDによる急速充電
- ワイヤレス充電
スペック
Sony
X | ||
---|---|---|
OS | Android 10 | |
サイズ | 158 x 68 x 8 mm | 166 x 72 x 7.9 mm |
重さ | 163g | 181g |
ディスプレイ | 6.1インチ 有機EL 21:9シネマワイドディスプレイ フルHD+(2520x1080) HDR リフレッシュレート120Hz 240Hzの残像低減 タッチスキャンレート240Hz | 6.5インチ 有機EL 21:9シネマワイドディスプレイ 4K(3840x1644) HDR リフレッシュレート60Hz 90Hzの残像低減 |
カメラ | トリプルカメラ ZEISSレンズ T*コーティング リアルタイム瞳AF AF/AE追従 最高20コマ/秒の高速連写 | トリプルカメラ + 3D iToFレンズ ZEISSレンズ T*コーティング リアルタイム瞳AF AF/AE追従 最高20コマ/秒の高速連写 |
標準レンズ | 12MP f/1.7 焦点距離24mm 1/1.7型センサー 視野角82° | |
超広角レンズ | 12MP f/2.2 焦点距離16mm 1/2.55型センサー 視野角124° | |
望遠レンズ | 12MP f/2.4 焦点距離70mm 1/3.4型センサー 視野角34° 光学3倍ズーム | |
フロントカメラ | 8MP, f/2.0, 視野角84° | |
5G | Sub6 | |
プロセッサ | Snapdragon 865 5G | |
メモリ | 8GB | 8GB/12GB |
ストレージ | 128GB/256GB | |
バッテリー | 4,000mAh | |
ワイヤレス充電 | X | ○ |
オーディオ | フロントステレオスピーカー CDや圧縮音源もより良い音で楽しめる「ハイレゾ」 ハイレゾ音源を無線で楽しめる「LDAC」 圧縮音源をハイレゾ相当の高解像度音源に変換する「DSEE Ultimate」 aptX HD 有線イヤホン(3.5mm) 立体音響技術「Dolby Atmos」 ソニー独自の立体音響技術「360 Reality Audio」 | |
セキュリティ | 指紋認証センサー | |
防水 | IP68 |
販売価格
SIMフリー版
- 米国版
- 価格: 950ドル
- 9月29日予約開始
- 発売日: 12月4日
- 国内版
- 価格: 136,400円
- 予約受付中
- 発売日: 10月30日ごろ
au版
- 端末価格: 109,425円 (2,775円/月)
- 実質負担金: 63,825円
- 「かえトクプログラム」適用時
- 発売日: 10月17日
- 端末価格: 122,500円 (3,140円/月)
- 実質負担金: 72,220円
- 「かえトクプログラム」適用時
- 発売日: 5月22日
ソフトバンク版
- 端末価格: 115,200円 (2,400円/月)
- 実質負担金: 57,600円
- 「トクするサポート+」適用時
- 発売日: 10月17日
- 取り扱いなし
コメントを残す