コンパクトサイズに高性能なチップセットを搭載したプレミアムスマートフォン“Xperia 5”シリーズの2022年最新モデル「Xperia 5 IV」が(エクスペリアファイブマークフォー)が発表されました。
ドコモ/au/ソフトバンク/楽天モバイルの主要4キャリアから10月21日に発売されます。
「Xperia 5 IV」と「Xperia 1 IV」は多くの部分が似ているため、購入を検討している人はどっちが自分にとって最適な機種なのか、何がどれぐらい違うのか、気になっている人も多いでしょう。
この記事では、自分にとって最適な機種を選択するために「Xperia 5 IV」と「Xperia 1 IV」」の違いを比較し、2機種に共通する機能や性能、スペック等をまとめています。ぜひ、購入の際に参考にしてください。
目次
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 1 IV」の共通点
- 「Xperia 5 IV」と「Xperia 1 IV」の違いを比較
- デザインの違いを比較
- 大きさを比較
- カメラを比較
- ディスプレイを比較
- 性能を比較
- 電池持ちを比較
- 価格を比較
- まとめ:
「Xperia 5 IV」と「Xperia 1 IV」の共通点
スペック | |
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ディスプレイ |
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メインカメラ |
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広角レンズ |
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超広角レンズ |
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動画撮影 |
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フロントカメラ |
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チップセット | Snapdragon 8 Gen 1 |
生体認証 | 指紋認証 |
バッテリー | 5,000mAh |
ワイヤレス充電 おすそわけ充電 | ◯ |
スピーカー |
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イヤホン端子 | ◯ |
microSD | 最大1TB |
防水・防塵 | IP68 |
Bluetooth | 5.2 |
eSIM | ◯ |
「Xperia 5 IV」と「Xperia 1 IV」の違いを比較
スペック | Xperia 5 IV | Xperia 1 IV |
---|---|---|
デザイン | ||
カラー | ブラックエクリュホワイトグリーン | ブラックアイスホワイトパープル |
大きさ | 156 x 67 x 8.2 mm | 165 x 71 x 8.2 mm |
重さ | Sub6:172 g | Sub6:185 g ミリ波:187 g |
ディスプレイ |
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メモリ | 8GB | 12GB |
ストレージ |
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カメラ |
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5G |
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Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n/ac/ax/6e | 802.11 a/b/g/n/ac/ax |
販売価格 |
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デザインの違いを比較
Xperia 1 IVは、側面が平らな形状のフラットフレームと、上下ベゼル幅が均一のフラットディスプレイで構成されるスタイリッシュなデザインを採用しています。
背面と側面にはツヤ消しのフロスト処理が施されているため、落ちついた雰囲気で、指紋が目立ちにくい機能性も充実。ケースを使用しなくても見た目は綺麗なままです。
カラーは、鉱石のような質感の「ブラック」、結晶のように輝く「アイスホワイト」、Xperia伝統の神秘的な「パープル」の3色から選べます。
Xperia 5シリーズでは、手になじむ丸みがかったラウンドフレームとグリップ力のある光沢仕上げを採用していましたが、最新のXperia 5 IVは1 IVと同じフラットフレームを採用。
カラーはブラック、エクリュホワイト、グリーンから選べます。
大きさを比較
Xperia 5 IVとXperia 1 IVのどっちを購入するのか。決め手となるのはやはり大きさ・サイズです。
Xperia 1 IVの幅71mmに対して、Xperia 5 IVは4mm短い幅67mmのため、片手でしっかりホールドできるため安心感があります。
ただし、高さはどちらも150mmを超える超縦長。画面上部にあるボタンを操作するには、片手操作モードを利用する必要があります。
重さの違いは15g。Xperia 5 IVの172gは軽量寄りで、Xperia 1 IVの187gは重量寄り。手に取って重さを比べると明らかな違いを感じるはずです。電車による通勤・通学など、スマートフォンを片手で操作することが多い人にはXperia 5 IVの大きさ、軽さは魅力的でしょう。
カメラを比較
スマートフォンのカメラで近年進化しているのがズーム機能です。
焦点距離の違うレンズを複数搭載し、ワンボタンでレンズを切り替えられるカメラが主流ですが、Xperiaは2021年にレンズを機械的に動かして焦点距離を変える可変式望遠レンズを搭載。1つのレンズで複数の焦点距離をカバーして2.9倍と4.3倍の2点による光学ズームが可能になりました。
さらに進化したXperia 1 IVのカメラは、カメラ専用機と同じ構造を採用することで2点式のズームから3.5倍〜5.9倍までを線で使えるように。
対するXperia 5 IVのカメラは、バッテリーの大容量化とワイヤレス充電に対応したことで、2.5倍ズームのみ可能な焦点距離60mmの望遠レンズにスペックダウンしました。
どちらも広角・超広角・望遠レンズすべてが最大120fpsの高速読み出しに対応しています。最大4K解像度の5倍スローモーション撮影(4K 120fps)やリアルタイム瞳AF、リアルタイムトラッキング、HDR対応の最高20コマ/秒のAF/AE追随高速連写をサポートしています。
これまでどおり赤外線を照射して被写体までの距離を割り出し、高速かつ高精度なオートフォーカスを実現する3D iToFセンサーもXperia 1 IVだけに搭載され、静止画・動画の両方で動いている被写体をリアルタイムで追従する「リアルタイムトラッキング」をサポートしています。
Xperia 5 IVは新たに導入したAI解析による距離情報を用いて、被写体が動いたり、被写体との間を別の物体が横切ったりしても、指定の被写体を追従しながらフォーカスを合わせ続けて写真撮影が可能。動画撮影時は従来のオブジェクトトラッキングになります。
子供やペットなど動く被写体を撮影する機会が多く、より高精度かつ高速なオートフォーカスを利用したい人や、店内や室内、夜間などAFの性能が落ちやすい暗所で撮影することが多い場合はXperia 1 IVがおすすめです。
ディスプレイを比較
Xperia 5 IVとXperia 1 IVのディスプレイは、縦横比21:9の超縦長な有機EL シネマワイドディスプレイです。スクロールやゲームなどの映像をなめらかに表示できるリフレッシュレート120Hzに対応、HDRにも対応しています。
違いは画面サイズと解像度です。
Xperia 5 IVは6.1インチのフルHD+、Xperia 1 IVは6.5インチの4Kです。基本的に4K画質の映像を楽しむには、ディスプレイだけでなく映像も4Kに対応している必要があります。
ただ、Xperia 1 IVは4Kに満たない解像度の動画を、4K画質に変換するアップスケーリング機能をサポート。YouTubeなどで公開されている普通の映像も高画質で楽しめます。
どちらも前世代比較で50%も明るさが改善。「リアルタイムHDRドライブ」に対応することで、動画などを見ている時にフレームごとの輝度や階調を動的に解析して、夕陽などの白飛びしやすい明るいシーンもハイライトを調整して色の再現性を最適化されます。
性能を比較
どちらもSnapdragon 8 Gen1を搭載。基本的な操作に関わるCPU性能と、ゲーミングなどの描画に関連するGPU性能は同じです。
Xperia 1 IVにて、CPUの性能を数値化するベンチマークをGeekbench 5で計測したところシングルコアは平均1100、マルチコアは平均3019を記録。快適なゲーム体験に関わる描画性能を3D Markで計測したところ瞬発的な性能を測れるWild Life Extremeは平均2261を記録しています。
発熱による性能低下などを加味した長時間の性能を計測できるWild Life Extreme Stress Testで計測したところ、ベストが平均2,372、ローが平均1166を記録。発熱によって半分まで性能がダウンし、約11℃の温度上昇になりました。
各社がパフォーマンスをダウンさせて性能を抑える中で、Xperia 1 IVは発熱をさほど気にせずパフォーマンス重視のチューニングにしているようです。Xperia 5 IVでどういった方針が取られているかは今後明らかになるでしょう。
複数のアプリを使い分けるマルチタスキングの快適さに関わるメモリの容量は、8GBのXperia 5 IVに対して、Xperia 1 IVは12GBを搭載。両機種ともmicroSDカードに対応しています。
写真や動画を保存できるストレージの容量はXperia 1 IVが256GB。Xperia 5 IVは128GBと256GBが用意されていますが、日本のキャリアがどちらを選ぶかはわかりません。
電池持ちを比較
バッテリーはXperia史上最大の5,000mAhを搭載しています。コンパクトなXperia 5 IVも同じ容量で、バッテリーにできるだけ負荷をかけずに充電する“3年使っても劣化しにくい”仕様です。
Xperia 1 IVの電池持ちはかなり高く評価されています。実際に自信が使用した時も非常に良かったので、解像度が低く画面サイズの小さい消費電力の低いXperia 5 IVにも期待できるでしょう。
充電は30分で50%充電できる優先による高速充電が可能。
Xperia 5 IVはシリーズ初のワイヤレス充電に対応しました。ソニーのフルワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」など、Qi対応のワイヤレスデバイスにバッテリーをシェアできる「おすそわけ充電」も利用できます。
価格を比較
Xperia 5 IVの価格
Xperia 5 IVを最も安く購入できるのは119,900円の楽天モバイルです。端末購入サポートは利用できませんが、初めて契約する場合は16,000円の割引があります。
ドコモの機種代金は137,280円で、端末購入サポートの「いつでもカエドキプログラム」を適用した時の負担金は63,360円です。
auの機種代金は134,900円で、端末購入サポートの「スマホトクするプログラム」を適用した時の負担金は74,060円です。
ソフトバンクの機種代金は147,600円で、端末購入サポートの「新トクするサポート」を適用した時の負担金は73,800円です。
Xperia 1 IVが値上げされたことを考慮して、Xperia 5 IVも値上げが予想されましたが、Xperia 5 IIIの機種代金11万円〜13万円からほぼ変わらないようです。
Xperia 1 IVの価格
au版Xperia 1 IVの機種代金は192,930円です。スマホトクするプログラムによって最終回分の81,840円の支払いが不要になるため、実質負担金は111,090円です。
「スマホトクするプログラム」は、24回の分割で対象機種を購入し、13〜25ヶ月目までに端末を返却すると、残価として設定された最終回分の支払いが不要になる端末購入サポートプログラムです。
- 機種代金:192,930円
- スマホトクするプログラム適用:-81,840円
- 実質負担額:111,090円
ドコモ版Xperia 1 IVの機種代金は190,872円です。いつでもカエドキプログラムによって残価分の80,520円の支払いが不要になるため、実質負担金は110,352円です。
いつでもカエドキプログラムは24回の分割で対象機種を購入し、端末の返却時期に応じて残価額の支払いが不要になったり、早期返却で割引が受けられる端末購入サポートプログラムです。
- 機種代金:190,872円
- いつでもカエドキプログラム適用:-80,520円
- 実質負担額:110,352円
ソフトバンク版Xpeira 1 IVの機種代金は199,440円です。新トクするサポートによって半額分の支払いが不要になるため、実質負担金は99,720円。
新トクするサポートは48回の分割で対象機種を購入し、25ヶ月目以降に端末を返却すると半額分の支払いが不要になる端末購入サポートプログラムです。
- 機種代金:199,440円
- 新トクするサポート適用:-99,720円
- 実質負担額:99,720円
まとめ:Xperia 5 IVとXperia 1 IVの選び方
Xperia 5 IVとXperia 1 IVは、縦長のデザインや性能、指紋認証、ワイヤレス充電など多くの共通点があります。
カメラの違いはどちらを購入するか決める材料になるでしょう。ズームした時により綺麗に撮りたい、子供やペットなど動く被写体を動画で撮影する場合はXperia 1 IVを選ぶべきです。
最も大きな決め手は本体の大きさと画面サイズです。より大きな画面で映画やドラマ、YouTubeを見たい、ゲームをプレイしたいのであれば、Xperia 1 IVを、片手操作できるコンパクトサイズが好みであれば、Xperia 5 IVを選ぶべきです。
もちろん価格や容量も考慮する必要がありますが、国内キャリアがどの容量を取り扱うのか、価格がどれぐらいに設定されるのか発表されていません。
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