ピスタチオアイスクリーム / Photo by Nimmi Solomon
ファーウェイやASUSといった巨大メーカーが近日中に発表する新型スマートフォンのリーク情報から今年のスマホは“切り欠き”がトレンドになると書いたが本当にそのようになるかもしれない。
Googleは今秋にもリリースする次期Androidで“切り欠き”をOS標準でサポートするようだ。
次期「Android P」の新機能が明らかに
Bloombergの報道によれば、GoogleはAppleが昨年発売した「iPhone X」のようなNotch――いわゆる“切り欠き”に対応したコードネーム、ピスタチオアイスクリーム(暫定)と呼ばれる次期バージョン「Android P」の開発に取り組んでいるとのこと。
実はAppleよりも先にAndroidの父と呼ばれるAndy RubinのEssential社が発表した「Essential Phone」に“切り欠き”は搭載されている。フロントカメラが配置されているギリギリのエリアまでディスプレイが伸びているが、「iPhone X」のように左のステータスバーを下げると通知を表示、右のステータスバーを下げるとコントロールセンターを表示といった機能性はなく、高い画面占有率を実現するためだけのものになっている。
実際にはステータスバーが表示されることがほとんどなので高い画面占有率もあまり意味をなしていないが、もし、OSレベルで“切り欠き”がサポートされれば、ごちゃごちゃして使いにくいステータスバーやクイック設定パネルを切り離すことが可能になる。機能を分離することでデザインもスッキリして非常に使いやすくなるはずだ。
Bloombergでは、次期「Android P」では、“切り欠き”のサポートのほかにも電池持ちの改善、新しいデザイン、2画面スマホのようなマルチディスプレイや折りたたみディスプレイのサポート、さらに開発者が対話型AI「Googleアシスタント」をアプリに組み込めるようになると報じている。Googleアシスタントはホーム画面に配置されている検索バーと統合することも検討しているが、今年のアップデートでサポートされるのか確定してないとのこと。
例年どおりであれば、Googleは3月に「Android P」のプレビュー版を開発者向けにリリースし、初夏に開催されるGoogle I/Oで先行発表。秋に正式リリースするはずだ。なお、今年のGoogle I/Oはアメリカ・カリフォルニア州で5月8日に開催されることが決定している。
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