電気やガスなど公共料金をコンビニで支払う場合、現金と払込用紙が必要になる。今月から来年にかけてスマホを提示して料金の支払いが可能になるシステムを導入するようだ。
スマホアプリに払込用紙のバーコードを登録。支払い忘れを防止する通知機能も
NHKによると、コンビニ各社は時間がかかる公共料金の支払いを手軽にするため払込用紙の代わりにスマートフォンを使う新システムを導入するとのこと。今月中にミニストップと北海道のセコマで導入、コンビニ最大手のセブンイレブンも来年導入するようだ。
新システムではスマートフォンに専用のアプリをダウンロードして電気やガスなどの契約者情報を登録すると支払いに必要なバーコードがアプリに登録される。さらに、ネット通販事業者向けにAPIを公開することで、支払い用のバーコードをアプリに追加することも可能。公共料金とネット通販の支払いに対応する。
アプリに登録したバーコードをスマートフォンの画面に表示してコンビニのレジで店員に読み取ってもらうと現金支払いで収納できる。バーコードの登録・表示以外にも支払い期限が近づくとスマートフォンに通知する、支払い忘れ防止機能も備える。
払込用紙のバーコードを高い精度で読み取るのは非常に難しいようだ。実際にスマホのカメラでバーコードを読み取ってネットバンキングで支払いできるNTTデータが提供するアプリ「モバイルレジ」がApp StoreとGoogle Playストアで公開されているが、レビュー評価は5段階のうち2で「説明通りやっても読み取れない」との評価が多い。
通常のバーコードが10〜17ケタに対してコンビニ支払い用のバーコードは44ケタであることやスマートフォンの画面が発光するため、高い読み取り精度の実現が難しいようだが、アプリを開発したブリースコーポレーションは独自の表示技術で課題をクリアしたようだ。
コメントを残す