- OpenAIの製品はフォーチュン500の92%の企業に利用されています。
- GPT-4o Miniがリリースされ、その使用率が2倍に増加しております。
- Appleは年内にChatGPTを統合し、日常生活へのAI普及を目指しています。
世界で最も知名度の高い生成AIツール「ChatGPT」の週間アクティブユーザー数が2億人を突破しました。
開発元のOpenAIによれば、昨年11月時点のユーザー数は1億人。10ヶ月足らずで2倍に増えたことになります。
また、Appleが来月にリリースするiOS 18では、Apple Intelligenceを通じて、ChatGPTがSiriに統合されるため、わずか数週間後にさらに大幅に増やすことが予想されます。
OpenAIの報告によるとフォーチュン500に選ばれた企業の92%が同社の製品を使用しているとのこと。
当記事の冒頭にあるような3行まとめも自動生成できるAPIにおいても、7月にリリースされた軽量かつ高速、そして安価なGPT-4o Miniの使用率が2倍に増加しているそうです。
筆者もブログとプログラミングでChatGPTを導入しています。特にコード生成においては作業を大幅に効率化できます。
これまではGoogle検索でリファレンスや応用コードを参照しながらコードを書いていましたが、ChatGPTは質問意図を読み解く能力がGoogle検索に比べて遥かに優れていて、こちらの意図を理解できるような検索ワードの組み立てが不要に。
以前は必要だったプロンプトも今は不要。会話形式でコードを瞬時に引き出せるだけでなく、会話の履歴も汲み取るため、コードをカスタムするのも簡単です。
仕事をする上でChatGPTはすでに欠かせないツールになりつつありますが、AIがさらに普及するには日常生活にどれだけ浸透させられるかが重要になります。
その実現に欠かせないのがスマートフォンで、Appleは年内に公開予定(米国英語/ベータ版)のApple Intelligenceでそれを実現しようとしています。
Apple Intelligenceが導入されたiPhoneでは、画面の内容を認識することで「この住所を連絡先に追加して」との依頼に答えたり、「母の飛行機の到着時間は?」と聞くとメールのやり取りから到着時刻や運行状況をもとに到着時間を教えてくれます。
Siriが答えられない質問には、年内に統合予定のChatGPTが回答します。
報道によるとChatGPTが統合されることで、OpenAIがAppleから直接的に利益を得ることはないようです。
それでも世界中で数億台が動作するiPhone、iPad、MacにChatGPTが統合されれば、日常生活にAIツールが浸透する人が増加し、目先の収益以上の利益となり得る長期的な市場拡大が期待されます。
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