累計販売台数65万台を誇るスマートリモコン、Nature Remoブランドの新モデル「Nature Remo Lapis」が登場しました。
デザインと機能を大幅に刷新し、月額最大2,300円の節電効果につながる新機能や、不快な急冷などを防止する機能が追加されます。
価格は7,980円。すでに公式サイトでは先行予約が開始、7月5日12時からAmazon.co.jpでも販売されます。
熱中症を予防する機能にも対応
Nature Remo Lapis(読み:ネイチャー リモ ラピス)は“自然と調和するデザイン”をコンセプトにデザインが刷新された新型モデルです。
自然の美しさを研究した結果、海辺の石(石はラテン語でラピス)にたどり着き、実際の石を3Dスキャンしてシルエットやテクスチャを再現したとのこと。
エアコンの自動制御で節電
最も注目したい機能が節電。
新機能のオートエコは、事前に選んだ3段階の節電強度や温度を上げたり、下げたりした操作を暑い/寒いのフィードバックとして活用して、1日あたり最短2時間から最長8時間、エアコンを自動制御して節電に繋げる機能です。
節電効果はスマホアプリから確認することもできます。
ちなみに、Natureによると、1日最長8時間の節電を行った場合、月額最大2,300円の節電につながるとのこと(東京電力従量電灯の3段階目料金で計算した場合)
不快な急冷の防止機能
これから暑くなる季節に嬉しいのが「コスパ起動」です。
エアコンの電源を入れると設定温度に向かって急速に冷やしたり温めますが、風が冷たく不快に感じる人も多くいます。コスパ起動を利用すれば、起動時の室温と設定温度を元に制御時間を設定。室温をチェックしながら段階的にエアコンの設定温度を変更することで急速な温度変化を防止します。
エアコンの消し忘れを通知
待望の消し忘れ機能にも今夏対応します。
家に誰もいない状態で一定時間以上エアコンが付いていることを検知して通知することで、外出先からでも電源をオフにできます。
消し忘れを検知する仕組みは位置情報をもとに在宅か外出中かを判定し、外出中で設定した時間を超えた場合にプッシュ通知を送るというものです。
部屋の温度と湿度をもとにした熱中症アラート
体調を整える機能として熱中症アラートや快適指数表示、ウェアラブルデバイスと連携してバイタルデータ(一般的に脈拍、血圧、体温など)をもとにエアコンを制御するバイタルデータ連携も用意されています。
天気アプリなどで取得できる熱中症アラートは屋外によるものですが、Nature Remo Lapisは設置した部屋の熱中症を警告します。
- 熱中症アラート(今夏リリース予定)
- Nature Remoのある部屋の温度と湿度が一定水準以上になり、熱中症危険レベルが高くなった場合にプッシュ通知
- 快適指数表示(今冬リリース予定)
- 部屋の快適指数を表示し、適切な室内環境かどうかを簡単に見える化
- バイタルデータ連携(2025年リリース予定)
- ウェアラブルデバイスと連携し、バイタルデータを基にエアコン制御を最適化し
Matter対応も拡大
スマートホームの世界標準規格Matterにも対応します。
Matterは異なるメーカーの製品やプラットフォーム間を相互に接続することで、機器同士の連携が簡単になる規格。例えば、Matter対応製品がセンサーと連携して室温が30度を超えたらエアコンをつけたり、人がいなくなったらテレビや消すといった自動操作、HomePodと連携してiPhoneやiPadのコントロールセンターやホームアプリから操作したりSiriを使って声で操作できます。
Nature Remo Lapisは、Matter機器の接続デバイスが3から20に大幅に増加し、同時に利用できるfabricの数も2から8に拡大します。
そのほかスマートスイッチSESAME Bot 2に対応予定。年内にはスマート照明Philips Hueとの公式連携を開始。Door Lockタイプに対応したことで、スマートロック「Qrio Lock」をMatterエコシステムに追加できます。SESAME 5/5Proにも順次対応予定とのこと。
コメントを残す