Appleは、昨年秋にリリースした「iOS 11」でバグが多発していることを受けて今年リリースする「iOS 12」では品質とパフォーマンスの改善に注力し、いくつかの新機能を2019年にリリースする「iOS 13」に先送りすると噂されている。
「iOS 12」で追加される最大の機能は、アプリがiPhone/iPad/Macで動作する「マジパン(コードネーム)」だが、Bloombergの報道によってその他の機能や「iOS 13」に先送りされた新機能が多数リークされた。
「iOS 12」の新機能
Bloombergによると、アプリがiPhone/iPad/Mac間で動作可能になる「マジパン」は、Homeアプリを含む複数のiPhone用標準アプリがMacでも動作するようになるとのこと。HomeアプリがMacでも動作すれば家電などのスマートデバイスをMacからも操作可能になる。
現在は顔認識システムを搭載したiPhone Xだけで使える「アニ文字」は、新しいキャラクターとナビメニューが追加される。また、FaceTimeに統合することで「アニ文字」を使ったビデオ通話が可能になるそうだ。
楽しいだけでなく、女性にとっては化粧をしていない時など便利に使うこともできるアニ文字のFaceTimeサポート。アニ文字の対応デバイスを増やす必要があるが、これまでも報じられているとおり新型「iPad」にTrueDepthカメラが搭載され、顔認証「Face ID」やアニ文字に対応するそうだ。さらに、FaceTimeはグループのビデオ通話にも対応するようだが、これは来年になる可能性もあるとのこと。
今春リリース予定の「iOS 11.3」でバージョン1.5にアップデートされるAR機能はマルチプレイヤーに対応する。iPhoneやiPadを持って何もない机を複数人で囲みながらゲームをプレイする姿はシュールだが楽しそうな機能だ。
- 「アニ文字」に新キャラクターとナビメニューが追加
- 「アニ文字」でFaceTimeが可能に
- 「FaceTime」のグループビデオ通話対応
- 顔認証「FaceID」を新型iPadが対応
- Siriと検索画面のさらなる統合
- 「おやすみモード」でより細かな着信/通知拒否が可能に
- iPadに写真を転送するインターフェースの改善
- パフォーマンスの改善
- 安定性の向上
「iOS 13」の新機能
品質やパフォーマンスの改善に注力するために「iOS 13」に先送りされた機能としてはホーム画面のデザイン刷新や表示する写真のサジェスト機能が改良された写真アプリに加え、1つのアプリで複数のウィンドウを展開したり、同じアプリで2つの画面を並べるマルチウィンドウ、Apple PencilなどのiPadの新機能が含まれるとのこと。
- 再設計されたiPhone/iPadのホーム画面
- アプリ内で複数のウィンドウを起動(iPad専用)
- 同じアプリのウィンドウを2つで並べて表示(iPad専用)
- Apple Pencilの新機能(iPad専用)
- メールアプリで特定のスレッドからの通知をミュート可能に
- 改良された写真アプリ
- 再設計されたCarPlay
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