2017年に発売されたiPhone XとiPhone 8シリーズ以降のモデルでワイヤレス充電に対応したiPhone。当初、5W出力のみサポートしていたワイヤレス充電は時間がかかってあまり使い物にならなかったが、その後のOSアップデートによって7.5Wの高速充電も可能になった。
しかし、Appleが25日にリリースした「iOS 13.1」では、一部の製品で7.5Wの高速ワイヤレス充電が利用できなくなったようだ。
Appleの高速充電(固定周波数7.5ワット)の対応が必要に?
ChargerLABが7.5W出力に対応したワイヤレス充電器で「iPhone 11」を充電したところ1時間40分もの間7.5Wで充電できていたが、「iOS 13.1」へのアップデート後に充電してみると5Wでしか充電できなくなったという。
iOSの不具合の可能性も考えられないわけではないが、Apple Storeで購入できるBelkin、Mophie、Native Union、Anker、Logitechといった“Appleの高速充電(固定周波数7.5ワット)”に対応する一部メーカーのワイヤレス充電器以外では出力が5Wに制限されるとChargerLABは指摘している。
AppleはiOS 13.1を提供するにあたってこの件を説明しておらず、現時点ではAppleに問い合わせているメディアへの対応にも答えていないようだ。
なお、ワイヤレス充電の出力制限はAppleだけでなくGoogleもMade for Google認定機器でなければ高速充電が利用できないように制限をかけている。