Image by Benjamin Geskin
Appleが今秋発売予定の「iPhone 8」と呼ばれている次期iPhoneではディスプレイの解像度が大幅アップするようだ。
先日お伝えしたとおり、ホームミュージックスピーカー「HomePod」内からベゼルレスデザインや顔認証が発見されたが、これと同様にiPhone 8のディスプレイ解像度が2,436×1,125となることが明らかになった。
解像度の大幅アップで電池消費量もアップ。対策は有機ELとバッテリー容量増か
ホームミュージックスピーカー「HomePod」のファームウェア内にiPhone 8の解像度に関する記述を見つけたのはSteve T-S氏(@stroughtonsmith)
ファームウェア内に記述された1136×640(iPhoneSE)・1334×750(iPhone 7)・1920×1080(iPhone 7 Plus)といった解像度の並びのなかに見慣れない「2436×1125」といった数値があり、これがiPhone 8の解像度を示している可能性がある。
There are little tidbits in the OS suggesting upcoming iPhone will have a 3x screen at 1125×2436. Hard to gauge what that will mean for devs pic.twitter.com/SK8QjOAfDt
— Steve T-S (@stroughtonsmith) 2017年7月31日
実績あるKGI証券のアナリストはMing-Chi Kuo氏は、かなり早い段階でiPhone 8のディスプレイに関する具体的な噂を報告していた。噂は画面サイズは5.8インチとなるもののボディサイズは変わらず、表示領域は5.15インチで解像度が2,436×1,125ピクセルになるというもの。この後、Apple専門の米メディアMacRumorsは同じ解像度のデバイスから複数のアクセスがログに記録されていたと報じている。実績あるアナリストからの報告、アクセスログ、そしてHomePod内から記述が発見されたとなれば噂を疑う方が難しい。
Kuo氏に報告によれば、表示領域外の0.65インチは「ファンクションエリア」となるそうだが、ファンクションエリアがどういった機能を持つのかは報告されていない。ディスプレイ内蔵式の指紋認証が利用できるのか、ディスプレイをオフにしても時間や通知が常時表示されるなどの新機能が利用できるのか、Androidのように戻る/ホーム/アプリ履歴ボタンが表示されるのか詳細はわからないが、ファームウェア内からホームボタンのないベゼルレスデザインも発見されたことを考えると、ホームボタンが廃止される可能性は高そうだ。
HomePodのファームウェアから発見されたとおり、iPhone 8の解像度が2,436×1,125ピクセルになるのであればiPhone 7と比べて解像度は約2.7倍となる。一般的に解像度が大幅にアップすると電池消費量も上がるため電池持ちが悪くなってしまう。そこでAppleは低消費電力に優れた「有機EL」に加え、基盤を小型化することで配置スペースを大きくとってL字式のバッテリーを搭載すると噂されている。これによって電池持ちは50%も向上すると報じられているが、解像度も大幅にアップするためそこまでの効果が出るかは疑問だ。
コメントを残す