ソフトバンクが6月1日より、3年目以降は契約解除料のかからない”2年だけ縛り”の新料金プランを提供すると発表しました。
auも同じような新料金プランを提供する見込み、おそらくドコモも提供するはずです。
キャリアユーザーは要チェック新料金プランですが、得する人はかなり限定的になっていることがわかりました。新料金プランで得する人、損する人はどういったユーザーなのか解説します。
「2年だけ縛り」の新料金プランで得する人、損する人
2年だけ縛りの新料金プランとは
ソフトバンクが6月1日より提供する新料金プランは、従来のプランに月額300円を上乗せする代わりに、3年目以降の契約解除料を0円にするというもの。従来と同じく、2年の間に解約・MNPする場合は9,500円が必要になります。
月額300円安いかわりに、契約解除料がかかる新料金プランと、月額300円高いかわりに、3年目以降の契約解除料がかからない従来プラン。両プランには、契約期間によって差額が発生し、損するケースと得するケースが出てきます。
新料金プランで損する人
2年を待たずして解約する場合――つまり、24ヶ月目までに解約する場合は、新料金プラン・従来プランともに契約解除料として9,500円を支払う必要があるため、月額300円高い新料金プランが300円〜7,200円損をすることになります。
また、更新月となる25ヶ月目〜26ヶ月目に解約する場合は、いずれも契約解除料がかからないため、月額300円高い新料金プランが7,500円〜7,800円損をすることになります。
新料金プランと従来プランの差額 | |
---|---|
1ヶ月目 | +300円 |
2ヶ月目 | +600円 |
3ヶ月目 | +900円 |
︙ | ︙ |
23ヶ月目 | +6,900円 |
24ヶ月目 | +7,200円 |
25ヶ月目 (更新月) | +7,500円 |
26ヶ月目 (更新月) | +7,800円 |
新料金プランで得する人
3年目以降(27ヶ月目以降)に解約する場合は、従来プランの契約解除料は9,500円、新料金プランの契約解除料は0円になります。
契約解除料の9,500円から300円高い月額料金を差し引くと、27ヶ月目〜31ヶ月目は200円〜1400円だけ得することになります。
また、32ヶ月目以降は差額が開き、損をすることになります。
新料金プランと従来プランの差額 | |
---|---|
27ヶ月目 | -1,400円 |
28ヶ月目 | -1,100円 |
29ヶ月目 | -800円 |
30ヶ月目 | -500円 |
31ヶ月目 | -200円 |
32ヶ月目 | +100円 |
33ヶ月目 | +400円 |
新料金プランで得するのは、たったの5ヶ月間
ということで、”2年だけ縛り”の新料金プランで得するのは27ヶ月目〜31ヶ月目――のたったの5ヶ月間のみです。また、得するのもたったの200円〜1,400円となっています。
逆に2年目を待たずに解約する場合や、更新月の25ヶ月目〜26ヶ月目、さらに32ヶ月目以降に解約する場合などほとんどの場合で損をすることになるため、かなり選択しづらい料金プランと言えます。
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