Photo by Benjamin Geskin
顔認証「Face ID」やベゼルレスの有機ELディスプレイを搭載した「iPhone X」は、すべてのモデルが10万円を超える販売価格となった。
販売価格が10万円を超えると分割審査が厳しくなるため購入できなかったり、手が出ず購入を諦めた人もいるはずだが、今年発売される新型「iPhone X」は販売価格が少し下がるかもしれない。
Apple、販売価格を下げて売上を回復させる狙いか
これまでの噂によれば、今年発売される新型「iPhone」は有機ELディスプレイを搭載した5.8インチの新型「iPhone X」と6.5インチの新しい画面サイズを持つ「iPhone X Plus」、6.1インチの液晶ディスプレイを搭載した低価格モデルの3機種が発売されると噂されている。
昨年は10万円を超えたことから販売価格が気になるところだが、RBCキャピタル・マーケットのアナリスト、Amit Daryananiは低価格モデルが700ドル以上に、新型「iPhone X」は899ドル、「iPhone X Plus」が999ドルと予測した。
iPhone X with LCD | 700+ドル |
iPhone X(2018) | 899ドル |
iPhone X Plus | 999ドル |
販売不振が伝えられることも多い「iPhone X」、やはり販売価格が高額のため手を出しづらい。後継機では100ドルほど値下げしシリーズ全体の販売平均価格も下げることで減少した販売台数が回復するのではないかとアナリストは予測。9to5MacはiPhoneの価格が上がるに連れてユーザーのスマートフォンに関する興味が低下しているといった報道を紹介し、低価格化によって再び興味を引きつけられるとした。
なお、このアナリストは“Appleがスマートフォン市場で最も成長している低価格帯に標準を合わせられる”としてiPhoneが初めて2モデルラインナップになった2013年にプラスチック製の「iPhone 5c」の発売を正確に予測していた。
先日の報道では、Appleが製造コストの削減に成功したことから新型「iPhone X」の販売価格が現行よりも安くなる可能性が伝えられていた。正確な販売価格は置いておくとして低価格化の噂は気になるところだ。
なお、新型「iPhone X」に搭載するメモリ(RAM)やストレージの容量を小さくするなど、性能を抑えることで販売価格が3モデルのなかで最も安くなる可能性もあるといった報道もあるが懐疑的な見方が多い。
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