先月はSamsungが折りたたみスマートフォンのGalaxy Z Fold6|Z Flip6を発売。来週にはGoogleがPixel 9シリーズを発表。
そして、来月にはiPhone 16シリーズが発表されるなど、この3ヶ月で今年の主要なスマートフォンが続々と登場する予定です。
AppleはまだiPhone 16シリーズの発表日を明らかにしていませんが、最も信頼できる人物の1人であるMark Gurmanの最新レポートによれば日本時間9月11日になるそうです。
“AI”は10月提供見込みもiPhoneの発売時期に変化なし
かつてiPhoneは6月に発売されていましたが、2011年発売のiPhone 4s以降は9月または10月に発表されています。
Appleのエコシステムに重要な役割を果たす2つの機能の提供時期が秋になることが発売を遅らせた理由で、Mark GurmanはiPhone 4sには、それ以外の目新しい機能がほとんどなかったと表現しています。
この問題が今年も再来しているようです。
13年前はiCloudとSiriでしたが、今年はiPhone 16シリーズの主要機能であり、Appleデバイスのコアシステムになり得る機能「Apple Intelligence」です。
Appleによる待望のAI機能は先日プレビュー版が公開されたものの、10月提供が予想されるiOS 18.1のベータ版に搭載されたことから、毎年9月の新型iPhoneの発売には間に合わないことがほぼ確定しています。
ただ、13年前のようにiPhoneの発売を遅らせることはないとのこと。
カレンダー上では現地時間の9月10日がiPhone 16シリーズの発表日として有力と伝えられています。
過去の傾向どおりであれば、日本時間では発表日は9月11日(水)、予約開始日は9月13日(金)、発売日は9月20日(金)になるでしょう。
スマートフォン向けの生成AIは、昨年秋ごろから急速な進化が始まっています。
発端はGoogleが発売したPixel 8シリーズで、写真の被写体を移動・拡大縮小・消去できる編集マジックや、撮影後に表情を入れ替えるベストテイクなど、生成AIを活用した多くの機能を搭載。発売後にオンデバイスAIのGemini Nano、チャットボットAIのGeminiアプリの提供を開始するなど、Appleを大きくリードしています。
さらに、来週14日に開催するPixel 9シリーズの新製品発表会では、スクショで思い出を記録して後からワード検索できるPixelスクリーンショットやAIによる集合写真の合成機能Add Meなどを発表することがわかっており、さらにリードを拡大する見込みです。
SamsungもGoogleの協力を得て同様の生成AI機能や音声通話におけるリアルタイム翻訳、対面でのリアルタイム通訳などをGalaxy AIとしてGalaxy S24シリーズなどの最新モデルに搭載しています。
本来であれば完全な形でApple Intelligenceを搭載したかったはずですが、これ以上、他社に遅れを取るわけにはいかない状況であることからベータ版の位置付けかつ、英語のみ対応、他言語対応は来年以降という不完全な形でも提供することを決めたものと思われます。
コメントを残す