Photo by victoria white2010
MM総研が、2015年の携帯電話・スマートフォンの出荷概況を発表しました。
携帯電話とスマートフォンを合わせた総出荷台数は3,577万台で6.6%減。スマートフォンの出荷台数は2,758万台で0.4%の微増になりました。
発売以降、右肩上がりで出荷台数を増やしてきたiPhoneは初のマイナスを記録しています。
メーカー別のシェアはアップルが4年連続1位も、iPhoneは初のマイナスに
2015年のメーカー別出荷台数シェアは、アップルが4年連続で1位を獲得したものの、初めて前年を下回る結果に。2位はソニー、3位シャープとなっています。
OS別シェアでは、iOSが前年比6%減、逆にAndroidが6%増となり、2014年に20%近い差を付けたシェアは約7%まで縮まりました。
アップルが先月発表した2016年度第1四半期(2015年10月〜12月)の決算によると、全世界のiPhoneの販売台数はわずか0.4%の成長に留まり、過去最低の伸びに。さらに、日本の業績は-12%のマイナス成長を記録、主要国別では最低の成長率を記録しており、苦戦した結果が国内のOS別シェアにもそのまま出た形になっています。
なお、MM総研の調査結果にはSIMフリーのスマートフォンは集計されていません。
auは先日開催した決算会見にて解約率が上昇した原因のひとつにMVNO(格安スマホ)への乗り換えが増えたことをあげていることや、BCNランキングによるとSIMフリーでは12,000円〜25,000円の価格帯が上位に位置していることを考えると、格安スマホを含めた場合のシェアはもう少し縮まるものと思われます。
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