コンビニで使用済みモバイルバッテリーを回収。茨城・兵庫のローソン4店舗で期間限定
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ローソンがリチウムイオン電池を内蔵した製品を回収する実証事業を茨城県守谷市と兵庫県神戸市の4店舗で開始します。
これはリチウムイオン電池をほかのゴミと一緒に廃棄するなど、不適切な廃棄による発火事故が増加していることを受けた取り組みです。
環境省の報告によると、2023年度にはごみ収集車やごみ処理施設でリチウムイオン電池に起因する8,543件の火災が発生しており、増加傾向にあります。
また、実証事業が行われる守谷市では、2024年12月にリチウムイオン電池が原因みられる火災が発生し、不燃ごみ処理施設の常総環境センターが現在も停止中となっています。
回収対象となるのは、使用済みのモバイルバッテリー、加熱式・電子タバコ、携帯電話・スマートフォンの4種類。
各店舗に設置される回収ボックスに投入された製品をそれぞれの市が回収してリサイクル工場へ運ばれます。また、守谷市では、ローソンを共同経営するKDDIが携帯電話やスマートフォンを受け取り、リサイクルを行います。

実証事業は2025年10月15日から2026年1月31日まで実施され、年末年始(12月26日〜1月4日)は回収を休止します。
回収ボックスの設置店舗は以下の4店舗です。
- 2025年10月15日から
- ローソン守谷松並庚塚店
- ローソン神戸市役所西店
- 2025年12月中旬から
- ローソン守谷大柏店
- ローソン神戸星陵台五丁目店
ほかにもリチウムイオン電池等の回収場所を地図上に示すウェブサイト「資源ぐるりマップ」に、ローソンの対象店舗も掲載することで回収の促進を図ると案内されています。
2026年4月からは、モバイルバッテリーや加熱式たばこ、携帯電話・スマートフォンなどが指定再資源化製品に追加され、メーカーや輸入販売業者には自主回収・再資源化の促進が義務化される見通しです。
今回は期間限定での実施となっていますが、身近なコンビニで安全かつ手軽にリチウムイオン電池を回収できる仕組みが広がることが期待されます。
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