Google Pixelに電池節約できる常時表示(AOD)が追加か
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

スマートフォンの常時表示機能はスリープ中でも画面が点灯し続けることで、時間や通知をひと目で確認できる便利な機能です。
そのぶん電池を消費しますが、画面は暗くなり、画面の更新回数を1秒間に1回に落とすことで消費電力を最小限にします。
ただバッテリーに不安を抱える機種では、常時と謳いながら消灯する時間を限定する――いわゆるエセ常時表示機能もあります。常時表示を利用しながらバッテリー消費が抑えられるのは確かに魅力的ですが、それは標準ではなく、常時ありきのオプションにするべきです。
現行のGoogle Pixelには、オンとオフのシンプルな2択の常時表示機能が搭載されていますが、電池を節約できる新しいオプションを開発しているようです。
悲報か朗報か。オプションが標準になってはいけない
これはGoogleが公開したばかりのAndroid Canary Buildから非アクティブ時にディスプレイをオフにするオプションの存在が確認されたことによるもの。
Android Canaryは、ベータ版よりも早い段階で新機能を試すことができるバージョン。ここで確認された仕様がそのまま実現するわけではありませんが、未発表機能のヒントを得ることができます。
Google Pixel 10シリーズに搭載されたマジックサジェストもここから明らかになっています。
このオプションを利用すると、ユーザーの操作が検出されないときにディスプレイを消灯して消費電力を節約します。
重要なのは「ユーザーの操作が検出されない」の判定です。すでに、ポケットに入っているときは機能を無効化していますが、新しいオプションをオンにすることで無効化される時間が増えることになります。
Samsungは画面が下向きに置かれている状態や暗い場所にあるとき、就寝中であることを検出したときにこの機能をオフにしていますが、Google Pixelではどうなるでしょうか。
Android Authorityでは、このオプション追加を強化と表現して好意的に受け止めていますが、個人的には不安があります。
これが本当にオプションとして提供されるのであれば歓迎しますが、Xiaomiの一部機種のように「常に」の項目がなく、「タップ後10秒間」の設定だけ残るとしたら一転して批判されることになりそうです。
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