ドコモとソフトバンク、Starlink衛星通信を2026年春に提供か。対応アプリに差が生まれる?
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ドコモとソフトバンクが米SpaceXの衛星通信サービス「Starlink(スターリンク)」を活用した通信サービスを2026年春にも提供すると共同通信が報じました。
報道が事実であれば、地上の基地局とつながらない山間部や離島などの圏外エリアでも、空が見えていれば対応するスマートフォンで通信が可能になります。
Starlinkを利用した衛星通信は、KDDIが今年4月にサービスを開始。
先月、6年ぶりに開催した新型iPhoneの発売イベントでも、衛星通信を大々的にアピールしていました。
報道どおりドコモとソフトバンクが加われば、国内主要3社がそろってStarlinkを活用し、衛星通信サービスを提供する形になります。
なお、楽天モバイルは「Rakuten最強衛星サービス」として、2026年第4四半期の国内サービス開始を目指しています。
現時点では提供される通信が音声通話のみに限定されるのか、それともデータ通信に対応するのかは明らかになっていません。
もし、データ通信にも対応する場合、衛星回線は帯域が限られるため、地上ネットワークと同等の通信速度を実現するには、アプリ側での最適化が不可欠です。
先行するKDDIは、衛星通信に合わせたアプリの最適化を進めており、開発者向けの支援も行っています。
現在では、秘境で撮影した写真をX(旧Twitter)に投稿したり、登山アプリのYAMAP、熊よけアプリのBowBearといったアウトドアアプリのほか、Appleのマップやコンパス、天気といったアプリも衛星通信に対応しています。

この最適化はドコモやソフトバンクも避けて通れないはずです。
最適化がどれだけスムーズに進められるか、その支援体制や提供可能な基準の違いによって、衛星通信で利用できるアプリの数が変わり、同じStarlinkを使った衛星通信でも体験に違いが生まれるかもしれません。





















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