日本語対応は大丈夫?新しいSiriはベータ版で提供か。ChatGPT風アプリには履歴削除機能も
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Appleが来月8日に開催するWWDC 2026では、iOS 27などの次期OSバージョンが発表される見込みです。
昨年発表されたiOS 26は、Liquid Glassを導入して大規模な進化になったことから今年は新機能を控えめにし、動作速度や安定性の向上、内部の最適化に重点を置いたいわゆるSnow Leopardアップデートになると報じられています。
とはいえ、他社に遅れをとっているApple IntelligenceとSiriは、大きな進化を控えているようです。約2年前に発表されたよりパーソナライズ化されたSiriがついに追加され、ChatGPTのようなSiriアプリも追加される見込みです。ただし、Siriはベータ版として提供される可能性があります。
2年越しの新しいSiri、ようやく実現へ
2年前に発表された新しいSiriで注目を集めたのは、ユーザーの個人情報や画面上の内容を理解し、アプリをまたいで操作できるパーソナライズ機能です。
iPhone内のメール、メッセージ、メモ、写真、カレンダーなどを横断的に理解できるため、たとえば、友人が送ってくれたレシピがどこにあるかわからないときでも、Siriに聞くだけで探し出せます。また、航空券を予約している最中にパスポート番号が必要になった場合も、Siriが端末内の情報をもとに見つけ出してくれます。
さらに、画面に表示されている内容も理解できます。たとえば、メッセージで届いた引っ越し先の住所を連絡先に追加したり、表示中の写真を明るく補正してメールで送ったりするなど、複数のアプリをまたいだ操作にも対応します。
新しいSiriは、単に質問に答えるだけでなく、iPhone内の情報や画面上の文脈をもとに、ユーザーの代わりに作業を進めるAIエージェントに近づくものとして期待されていました。
ところが、品質面の課題から提供は延期され、Apple単独では当初の構想を形にしきれなかったようです。そこでAppleはGoogleと提携し、Geminiの技術を新しいApple Intelligenceの基盤に取り込むと見られています。これにより、2年前に発表された新しいSiriは、ようやく実現に近づいた形です。
ただ、Mark Gurman氏の最新レポートによれば、新しいSiriはベータ版として提供される可能性があります。Apple Intelligenceも当初ベータ版として提供されていたように、Appleが新機能にベータ版ラベルを付けること自体は珍しくありません。
それでも気になるのは、なぜ新しいSiriもベータ版として提供されるのかです。
品質面にまだ不安が残っているのか。あるいは、英語など一部の言語から段階的に提供され、日本語を含む一部の言語ではすぐに利用できないのか。それとも、その両方なのか。期待が大きい分、どこまで実用的に使える状態で登場するのか注目です。
Siriアプリに履歴の自動削除。メモリ機能はどうなる?
現在のSiriは一問一答に近い使い方が中心ですが、iOS 27ではChatGPTのように会話を重ね、文脈を理解しながら応答できる会話型AIへ進化すると報じられています。
会話型のSiriは単独アプリとしても提供される見込みです。アプリ内には過去の会話が並び、ピン留めや履歴の保存、検索といった機能が用意されるとされています。チャット画面ではテキスト入力だけでなく音声での会話にも対応し、吹き出し形式を採用するなど、メッセージアプリに近いデザインになるようです。
また、Mark Gurman氏は新たなプライバシー機能として、会話履歴の自動削除にも対応すると伝えています。Appleらしい配慮といえますが、気になるのは履歴を消したあとも、Siriがユーザーの好みや文脈をどこまで記憶できるのかという点です。
会話履歴は残さない一方で、ユーザーに合わせた応答のための情報は保持するのか。それとも、履歴を消すとSiriのパーソナライズ性も弱まるのか気になるところです。























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