Geminiの使用上限、高負荷なAI利用には厳しく。Antigravityは早くも緩和へ
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

Googleが新しいAI機能を次々と発表する一方で、Geminiの使用量上限にも大きな変更が入りました。
これまでGeminiは、他のサービスと比べて、使用量上限がそこまで厳しいという印象はありませんでした。しかし、Google I/O 2026にあわせて導入された新しい仕組みによって、状況が変わりつつあります。
Geminiアプリに計算量に基づいた使用量上限が導入
Googleは、Geminiアプリに、計算量に基づいた使用量の上限を新たに導入すると案内しています。
具体的には、プロンプトの複雑さ、使用する機能、チャットの長さなどが考慮されるとのこと。つまり、短いテキストの質問と、動画生成やコーディングのような計算量が高くなる使い方では、同じ1回でも消費される使用量が大きく変わるということです。

使用量上限は5時間ごとに回復しますが、週ごとの上限に達した場合は、リセットを待つか、より上位のプランにアップグレードする必要があります。
使用量上限はプランによって異なり、無料ユーザーと比較して、月額1,200円のAI Plusプランでは2倍、月額2,900円のAI Proプランでは4倍になります。さらに、月額14,500円のAI Ultraプランでは、より大きな使用量上限が用意されています。
Googleは今回の変更について、使い方に応じて、より適切に上限を割り当てるためと説明しています。
確かに、短い文章の生成やちょっとした質問と、動画生成やコード生成を同等に扱うよりも、計算量によって変化する方が合理的で、納得感はあります。
有料プランを契約する人ほど、画像や動画生成、ディープリサーチ、エージェントコーディングなど、負荷の高い機能を使う機会が多いはず。そう考えると、今回の変更は無料ユーザーよりも、ヘビーな使い方をしている有料ユーザーの方が影響は大きいでしょう。
FlowやAntigravityにも使用量上限が適用
Geminiアプリとは別に、Googleは映像制作ツール「Flow」とエージェントコーディングツール「Antigravity」を皮切りに、プロダクトごとの使用量上限を順次展開すると案内しています。
Antigravity側でも新しい上限の導入後、短時間で制限に達するユーザーが出ていたようで、Googleは、Antigravityの有料プランにおけるGeminiモデルのレート制限を3倍に引き上げ、すでに消費された週次クォータもリセットしました。
この3倍化は、一時的な措置ではなく継続的な変更とされています。
さらにその後、数回の作業セッションで週ごとの上限に達することへの懸念を受けて、週次上限そのものも3倍に引き上げています。
Yesterday, we 3x’d limits on Antigravity and are seeing you build so much more. One thing we heard was people are worried about hitting their weekly limits after a couple work sessions. To give you more runway, we’re 3x’ing the weekly Gemini quotas AGAIN on all paid plans.
We’ve…
— Varun Mohan (@_mohansolo) May 22, 2026
なお、AI Proに含まれていた毎月1,000 AIクレジットの提供も終了します。これまでは、付与されたAIクレジットを利用することで、使用量上限を引き上げることができましたが、今後は必要に応じて購入する形になります。
Geminiの使用量はどこから確認できる?
GoogleフォトやGoogleドライブのようなストレージサービスと違って、GeminiのようなAIサービスはリクエストごとの計算量がつかみにくいことも悩ましいところです。
どれぐらいの容量が残っているのかが見えやすいストレージとは異なり、Geminiの使用量は、プロンプトの内容や使う機能によって変わります。同じ1回の利用でも消費量が変わるため、しばらくは感覚をつかみにくいかもしれません。
Geminiの使用量上限は、gemini.google.com/usageで確認できるため、まずは使用量を確認して、どのような使い方でどれくらい消費するのかを見ておくと良さそうです。





















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