KDDI、2014年夏モデルで下り最大220Mbpsのスマートフォンを投入へ
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

現在、auで提供されているLTEは下り最大75Mbps(一部地域に限り100Mbps)となっており、現在の2倍〜3倍の通信速度を実現することになります。
WiMAX 2+で下り最大220Mbpsを実現
日本経済新聞によると、下り220Mbpsの通信速度はグループ会社が手がける新技術を利用して実現され、LTEとの同時利用が可能とのことです。
グループ会社が手がけるデータ通信専用サービスに220メガビットの新技術を導入。基地局設備を改良し、新たな部品を組み込んだスマホを開発し、LTEとデータ通信専用サービスの両方を利用できるようにする。新型スマホは米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載。KDDI契約者(約3860万人)が申し込める。
日本経済新聞では新技術の名称を明らかにしていませんが、「グループ会社が手がける新技術」「LTEとデータ通信専用サービスの両方を利用できるようにする」としていることから、UQ WiMAXが今年10月にも提供を開始する「WiMAX 2+」のことかと思います。
「WiMAX 2+」は、サービス開始当初下り最大110Mbpsで提供されますが、2017年には下り1Gbpsまで高速化すると発表されています。
下り220MbpsのWiMAX 2+に何が期待できるか
光回線よりも速い通信速度(1Gbpsを超えるサービスもありますが、一般的に普及しているのは100Mbps〜200Mbps)を実現してどんなメリットや期待点があるのか気になるところですよね。
LTEで通信速度よりも帯域がどれだけ空いているかという方が重要なことがわかったので、ただ単に速いということよりも比較的帯域が空いているWiMAX 2+で下り220Mbpsを実現するというところに期待できるのではないかと思います。
もう1つは、現在提供されているWiMAXには1ヶ月でデータ通信量が7GBを超過した場合に通信速度が低下するなどの制限がないということ。規格的には異なるためWiMAX 2+だけ制限がかかる可能性は十分にありえますが、個人的には最も期待したいところです。
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