昨年12月に総務省から未成年の携帯電話およびPHSにおいてフィルタリング機能を義務化することを携帯電話・PHS事業各社に要請しましたが、ソフトバンクモバイルがそれに応じてフィルタリングサービスの具体策を発表しました。
発表された具体策は、18歳未満の既存契約者にフィルタリングサービス利用の意思なしとの申告できない場合、ウェブ利用制限が適用されるなど既存契約者においてもフィルタリングサービスの適用を行う。
既存契約者は放っておくとフィルタリングサービスが適用されます。
ソフトバンクモバイルが提供するフィルタリングサービスは、特定URLへのアクセスを制限する「ウェブ利用制限」と子供向けのサイトのみ閲覧できる「Yahoo!きっず」の2サービス。利用料金についてはどちらのサービスも無料で提供されます。
18歳未満の新規契約者に対して、2008年1月中旬以降、フィルタリングサービスに関する意思確認欄の「ウェブ利用制限」の項目にあらかじめ丸印(○)が印刷され、どちらかのフィルタリングサービスを利用しない場合は×印がつけられまし。どちらも選択しない場合は新規契約の申し込みが受付られません。さらに、2008年6月以降は新規契約申込書に「18歳未満利用者確認欄」が新設され、「Yahoo!きっず」または「加入しない」のいずれかに記入がないと、「ウェブ利用制限」が強制的に設定されます。
また、18歳未満の既存契約者に対しては、2008年2月以降SMSによってフィルタリング加入に関する案内が送信され、「フィルタリングサービス利用の意思なし」との申告がない場合は、「ウェブ利用制限」が強制的に設定されます。フィルタリングサービス利用の意思がない場合は、ソフトバンクショップで行なう必要があり、申告を行う際には親権者の同意が必要になります。
親権者名義の回線を利用する未成年に対しては、2008年2月以降に請求書同封物、ダイレクトメール、SMSでの案内を通じてフィルタリングサービスの利用を推奨していくとのこと。
さらに、2008年6月移行は機種変更、情報変更の際に「S!ベーシックパック」の申し込みがあった場合、利用者が18歳未満であるか確認され、利用者が18歳未満であった場合、「Yahoo!きっず」または「加入しない」のいずれかを記入しないと「ウェブ利用制限」が強制的に設定されます。
結構きついというか面倒くさい内容になっていますが、これぐらいやらないと意味がないでしょうね。未成年の携帯電話においては強制的にフィルタリングサービスをかけた方がいいような気もしますが。これでは義務化とは言えませんよね。
プレスリリース2007年度 | ソフトバンクモバイル株式会社 – フィルタリングサービスの取り組みについて
http://www.softbankmobile.co.jp/corporate/news/press/
2007/20080109_01/index.html
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