ソフトバンクモバイルは、通信品質とネットワーク利用の公平性を確保するため、パケット通信定額サービスに加入している一部のユーザーを対象にパケット通信速度規制をテスト導入する事を明らかにしました。
対象エリアは全国となっており、テスト実施期間は6月1日(月)から10月31日(土)となっています。
これで公平性が本当に確保できるのでしょうか?
通信品質確保対策の試験導入について | ソフトバンクモバイル株式会社
ソフトバンクモバイルは6月1日(月)から10月31日(土)の期間にパケット定額サービスに加入している一部のユーザーを対象としてパケット通信速度規制をテスト実施すると発表しました。
パケット通信速度規制は、パケット定額サービスに加入しており、一定期間に大量の通信を利用する一部のユーザーが対象となっており、通信品質やネットワーク利用の公平性を確保するのが目的となっています。
また、テストを通じてユーザーへの影響と速度規制の効果を検証。11月を目処に正式に導入されるとのこと。
通信速度規制によって公平性は確保できるのか?
パケット通信速度規制の目的に「ネットワーク利用の公平性を確保」とありますが、通信速度規制によって公平性は確保できるのでしょうか?ソフトバンクモバイルが言っている公平性というのは、パケット定額に加入しており、パケット通信を頻繁に行っている人と規制対象とはならない程度のパケット通信を行っている人では、トラフィックが違うのに料金は同じという所にあると思います。
導入前と導入後では比較的公平性が保たれると僕は思います。しかし、これにはまた別の問題が・・・。
通信速度規制の対象となる詳細な内容を周知しなければ・・・
ソフトバンクモバイルだけでなく、全キャリアに言えることですが、通信速度規制の対象となる詳細な内容を公開・周知しなければ問題ではないかと思います。既にパケット定額に加入している人は「この通信品質でこの料金だから」契約するのに、後から「通信速度規制を導入します。でも、詳細は公開しません」では契約時と契約内容が変わっています。
「パケット定額制」と謳っているのにも関わらず使いすぎると通信速度が低下するのであれば契約違反だと思うユーザーもでてくるはずです。
導入するなら周知徹底をお願いしたいですね。何故こういうところに総務省から周知徹底の命令が無いのか僕にはわかりません。。