KDDIが2010年度の決算発表会を開催しました。2010年度は固定通信事業が好調で減収増益となったようです。
また、KDDI代表取締役である田中孝司氏は、2011年度はauのモメンタムを回復することを目指し、スマートフォンへの取り組みを明確にするという方針を示しました。
2011年はスマートフォンに注力。
KDDIの2010年度決算は減収増益、戦略はスマートフォンにシフト – ケータイ Watch
移動体通信事業の業績は減収減益となり、端末の購入時に割り引きが効くフルサポートコースから毎月の利用料金が安くなるシンプルコースへの移行が増加していることからARPUが減少したことや800MHz帯の周波数再編による移行関連費用などからここ2年間は厳しい状況にあるようです。
2010年度の端末販売台数は、1157万台でこの内109万台がスマートフォンだったとのこと。2011年度の端末販売台数は1210万台を見込んでおり、この内スマートフォンは400万台で販売台数の33%を目標にすると発表。
2011年度はスマートフォンへ機種変更したユーザーのARPUが上昇しているというデータを元にスマートフォンの販売台数を大幅に増やし、減少しているARPUを上昇させる狙いを示し、2011年度に販売される端末の半分をスマートフォンになることをアナウンスしています。
販売されるスマートフォンは赤外線通信機能やワンセグ、おサイフケータイといった日本独自の機能を搭載したハイエンドモデルやWiMAXをサポートしたモデル、そして海外でも販売されているグローバルモデルといった幅広いラインナップを提供していくようです。
ちなみに、2011年の夏モデルは予定通り5月に発表するとコメントしています。
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