12日にソフトバンクがアメリカの携帯電話市場に3位のシェアを誇るスプリント・ネクステルを買収するという噂が報道されましたが、昨日正式に両社より買収が決まったことが発表されました。
ソフトバンクは15日に緊急の記者会見を開き、スプリント・ネクステルを買収することで合意したと発表しました。ソフトバンクがスプリント・ネクステルの株式を70%取得する形での買収となり、買収額は総額1兆5709億円にもおよびます。
スプリント・ネクステルの買収報道に伴い、ソフトバンクの株価は急落。緊急記者会見が決まったあとも株価の急落は止まりませんでした。原因は約1.5兆円にもおよぶ大型買収による影響、さらに買収先が経営不振と言われるスプリント・ネクステルであることですが、会見で孫正義氏は、スプリント・ネクステルは既に回復の兆しを見せていることやボーダフォンの買収時よりもリスクは低いことを強調しました。
買収に伴い、ソフトバンクグループとしての契約者件数は約9600万件となり国内シェアトップのNTTドコモの約6000万件を大きく上回り、一気に世界3位の契約件数を持つキャリアとなります。売上高は約6.3兆円にも及ぶとのこと。
また、買収に伴いスマートフォンやLTEの戦略で両社に良い影響を与えられるとしました。
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