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ソフトバンクが親会社のWireless City PlanningとKDDIが親会社のUQコミュニケーションズが割り当てを申請していた2.5GHzの周波数帯ですが、日本経済新聞は総務省がUQコミュニケーションズへの割り当てる方針であると報じていました。
これに対してソフトバンク社長の孫正義氏はKDDIには総務省から続々と天下りがあり、今回の割り当てについてもそれが影響したのではないかとTwitterなどで大激怒しています。
KDDIグループに対する優遇措置に孫氏が大激怒
孫正義氏はTwitterで以下のようにツイート。今日は、久しぶりに総務省で怒り心頭に発し爆発しました。 あまりの不公正さは、天下りとの癒着行政だと言わざるをえない。 詳細は後ほど。
— 孫正義 (@masason) July 25, 2013
総務省に「審議会も開かれていないのに『電波の割り当ては元総務省の電波部長が天下りしている先の企業に出来レースで決まっているんですか』と抗議。 詳細は下記。http://t.co/iucYkFnHpJ
— 孫正義 (@masason) July 25, 2013
詳細が記載されたCNETの記事によると、今回割り当てられる2.5GHz帯の周波数帯は20MHz幅であり、2社に10MHz幅ごとに割り当てられる可能性があったとのこと。孫氏は総務省から両社が10MHz幅として申請すれば平等になるのではないかと指南され、実際に10MHz幅で申請するとUQコミュニケーションズは20MHz幅で申請を行ったとしています。
2.5GHz帯の周波数については、すでにUQに30MHz幅、WCPに20MHz幅が割り当てられていた。今回追加で割り当てられる周波数は最大20MHz幅で、孫氏によれば両社にそれぞれ10MHz幅ずつ割り当てられる可能性もあった。また、WCPが申請を出す前に「我々が10MHz、UQも10MHzでいけばイコールフッティング(同等な条件)になるのではないかと総務省から提案され、我々はそのように(10MHz幅の割り当てで)申請した」という。
しかし、実際にはUQは20MHz幅の割り当てを希望。さらに、UQへの割り当てが決まったとする報道を受け、急きょ総務省に確認をとったと説明する。「我々も驚いて、審議会も開かれていないのに『出来レースで決まっているんですか』と聞きにいったら、(総務省から)『どうもそのようである』という感触を得た」(孫氏)。
引用元:孫正義氏「天下りは許さない」–UQへの周波数割り当てに異議 – CNET Japan
総務省の指南にそのまま乗っかってしまうソフトバンクは善なのか
総務省からKDDIグループへの天下りと総務省に対するKDDIグループへの優遇、電波の割り当てに関するプロセスがブラックボックスであることがおかしいとの指摘については孫氏の言うとおりだと思いますが、総務省に指南されたからといってそのまま申請を出してしまったことについては「あやかろう」という気持ちが見え透いてしまって共感できないんですよね・・・。もし、総務省の言うままにソフトバンクとUQコミュニケーションズが10MHz幅で申請を出し、そのまま通ったとしてもそれはそれでおかしいだろと。孫氏の言うとおり電波が国民の共有資産というのであれば、2社が20MHz幅を取りにいくアピールをし、総務省が両社を平等に判断して、ユーザーにとっての最適解が10MHz幅ずつだったというのであればわかるのですが。
ちなみに、2.5GHz帯の周波数の割り当ては本日開催される電波監理審議会にて審議される予定です。
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